■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

昨日までの堤防情報(丸市おばんのつぶやき)

2013.1.9 水曜日 人生の一部を共有する感覚

ここ2~3日は、西風も吹かず静かだったので、地元民を含め皆さん、野田浜だったりクラジイなどの西磯に入れたようです。

元町桟橋での水温より、南部の方が高いようで、えさとりもいるみたいです。

差木地(さしきじ)集落の下に広がる釣り場=通称「ポンプ下」に昨日・一昨日と入った常連さん達は、メジナの40オーバーの数釣りができたそうです。磯が低いので、西風には弱く波の這い上がりには気をつける事と、大物が掛かった時は根に潜られるから強引な巻き取りが必要とガイドブックにも書いてあります。

メジナの本命は、そのポンプ下より元町寄りのトーローと本トーローの間の磯の切れ込み部分だとか。ここは良型のメジナが出る所だそうです。
この常連さん達は、「春夏秋冬」5日付けでクラジイカダの釣果がいまいちだったのを読んで、ポンプ下に入ったとか。同じ日の野田浜はダメだったから、わからないものです。

それでも「大島の磯は裏切らない」し「サイズも伊豆半島よりいいし、渋滞がないから、釣り場に着くまでの時間は、ジェット船の時間をプラスしても実は短いんだ」ということです。

この事はよく言われます。「船に乗ったらこっちの物。もう家族に呼び戻される事はないから、心も身体も解放して、ただひたすらにメジナを釣り上げるシーンを夢想して、ウトウトしていると・・・・・・・もう目の前は大海原(笑)!」と。長い渋滞の往復に疲れ、獲物も小さいとなると気が晴れませんもんね。

毎月1回、リフレッシュのために大島釣行をする釣り人もいます。新聞に100人の早期退職を募集したとか、お客さんの会社が載っていたりすると、「大丈夫かな?」と心配になります。
自然の恵み。ハンバの天ぷら

こんな小さな離島の釣具屋からも、お客さんを通して社会が見えてきます。

皆さん、世の中を背負っている世代の方たちですから。「転勤してた」「転勤から戻って来た」「子供が生まれて動けなかった」等々、5年、10年、15年のスパンでお付き合いさせていただく商売なので、まるで人生の一部を共有している感覚になります(笑)

岡田桟橋と波浮桟橋では、ヤリイカ狙いの地元民が出ているようです。 岡田桟橋の先端角から埋まり、1人6~8杯とのことです。寒さ対策をしっかりしてから、どっしりと構えて下さい。

ハンバを採ったからと、地元の若者が持って来てくれたので、桜海老と一緒に天ぷらにしましたあ。黒っぽいハンバに火が入ると、一瞬できれいな緑になります。
塩で美味しく食べました(感謝!)



2013.1.5 土曜日 大島の西風とオリンピック

風は止みましたが、霜注意報が出ていたくらいなので寒い!

今朝もジャミシマ(30cm以下のシマアジ)狙いのお客さんが、さっそく見えました。

カキハラの磯で釣れているという情報が、島民の間に流れたのでしょう。シマアジとなると皆さん、目の色が変わりますよね(笑) 美味しいですもんね。「いやー、小さいけどね。」と言いつつも行くんですよね(笑)

 昨日、クラジイカダに入った常連さんに「ジャミは?」と聞いたら「クラジには来てないよ」ということでした。メジナは40オーバーを含めて「今年はいい年になりそうだ。」という程に、満足の釣行だったようです。朝、チラチラ雪が舞ってた時には腰砕けになりそうだったようですが・・・・・・。

 西風が止んだ3日あたりから、地元の人達もうずうずして来たのか、磯に出かけ始めました。年末・年始の西風は強烈でした。箱根駅伝の往路を見に行った方も、ものすごい風だったと言ってましたが、日体大は風には自信満々だったとか。何故か?12月にこの大島で、もっとすごい風の中で走ることを経験済みだったからと!なんとなんとです!!
5区の服部君なんか、登山道でも走っていたのでしょうか?気が付きませんでした。

なんか急にシンパシーを感じちゃいましたあ! 日体大の優勝に、釣り人も嫌う大島の風が役立ったなんて!・・・・学生さん達の努力ですけどね。

有森さんやキューちゃんが練習場に大島を使っているのは有名な話ですが、私の記憶はもっと旧くて・・・・・・円谷、君原選手の時代です(笑)

私が中1の時の遠足が、東京オリンピックでした。
竹芝桟橋に停泊の大型船を宿舎にして、国立競技場で陸上競技を見ました。国立競技場の大きさに感動したのは覚えていますが、1964年の東京オリンピックの記憶は、むしろ白黒TVで見た、ブルマー姿の女子バレーとなかなか勝負がつかなかった棒高跳びの印象が強いです。
むろん、円谷選手が一度も振り返ることなくヒートリーに抜かれるシーンも強烈に映像として記憶に残っています。

1968年のメキシコオリンピックに向けてだと思うんですが、大島高校の800メートルトラックで、円谷、君原選手が走っていたのを見学したような記憶もあります。高2の時です。

昔から大島はマラソンが盛んでしたが、今も年に何回も大会が開催されていますが、転勤の警察官なんて「犯罪は少ないけど、マラソンの交通整理の動員回数が多くて、島勤務は忙しい」なんて、贅沢なグチをこぼしています(コラッ!)

 大島の西風からオリンピックまで話が飛びましたが、今年も飛んで飛んでのつぶやきにお付き合いのほど、よろしくお願いします!




2013.1.4 金曜日 今年も辛口路線で突っ走ります

気温7度。掲示もはばかる水温12.8度。年末から年始にかけて、大荒れの大島でしたあ。

元旦。店からの初日の出


しかし、さすがの東海汽船もお客さんと帰省客が多いので、頑張って船を出し続けました。
(貨物船は暮れには欠航となり、5日まで酒が入荷しないと近所の酒屋さんが呆然としてました。)

荒れた天気にもかかわらず、釣り人達はめげずに予定通りの釣行決行です。

30日の雨・風にもめげずにメメズ浜に入った東北からのグループは、マダイの80cmやメジナの良型をあげたそうで、宿のご主人はメジナと毎晩格闘中との報告がありました。(べっこう漬けや柵にしてお持ち帰りしてもらうサービス精神です)
あまりの雨・風の強さに、腰砕けとなり撤収した釣り人が大半の中、さすが福島県人はねばり強いと、妙に納得してしまいました(笑)


いつものおせち

堤防派の釣り人も、波浮桟橋に入った方は、40オーバーも含めてまあまあ楽しめたとの事でしたが、中りは朝マズメ・夕マズメということだったようです。

宿の朝食をゆっくり食べてから出発し宿の夕飯に間に合うように戻ったお客さんの釣果は、さっぱりだったとか(笑)
でも仕方ないですよね。
家族サービスを兼ねた年末・年始の釣行は「寒い寒い!釣れない釣れない!」と家族のブーイングの嵐を受けてしまいます。

子供さんには、夏の海水浴と鯵釣りの方が受けが良いようです(笑)冬のメジナは、大人でもじっと我慢の子ですから(笑)

31日~3日まで、ずーっと西風が強く(箱根駅伝の往路を見ていても想像どうり)東磯は混雑状態でした。

3日のカキハラの磯も大変だったようですがショッパチが出ていたようです。混雑のカキハラに入れなかった釣り人は、波浮桟橋にあきらめ顔で入ったら48cmのメジナをあげたとのこと。わからないものです(笑)

2日に店に来たお客さんは
「ギャフはないか?」
「60キロはあるマグロを掛けたのに揚げられなかった」
と。
うちには、そんな60キロを揚げるギャフは置いてないんですが、私が「無理無理!」と説明しても、タモとギャフ先を購入して
「これでなんとかしてやる!」
と言って聞き入れません(笑)
ご自分の持ち船だと言っていたから、お金持ちなんだろうと思い、7000円が無駄になるのは間違いない(笑)と思いつつ売りましたが、うちの連れ合いが
「そんなの売っちゃあだめだよ! 引きずり込まれて命にかかわるよ! 電気ショックを撃ってから、尚且つ船の後ろから揚げれるような装備を持った船でなくては、揚げれないよ!」
と。
でも、お客さんは興奮してやる気満々だったから・・・・仕方なく・・・・負けた!?
その後どうしたかな? マグロが掛からないことを願います(笑)
風の中、岡田桟橋に入った親子連れは、キロオーバーのメジナを毎日2~3枚とカサゴを釣ったとのこと。息子さんの「カサゴが美味しかった!ね!お父さん!」の自慢げな笑い顔にはホットしましたあ(笑)


今年も、おばんのつぶやきをよろしくお願いします。昨日も「いつもブログ見てますよ」と若者が声を掛けてくれましたあ(ヤッタアー!)

どうもお客さんは、辛口を気に入ってくれているようで・・・・・・今年も、辛口路線で突っ走りまーす!ヨシッ!!



2012.12.30 日曜日 今年1年お世話様でした

今朝は弱い雨が降っていましたが、今はもう止みました。なんとなく暖かい朝ですが、竹芝からコマセの電話注文が入ったのでストーブを点けて溶かしています。

昨日の早朝から磯に入った釣り人は前日に続いてクチブトの良型があがり、満足の納竿ができたということでした。即、1月の予定を入れてましたあ(笑)

午後のジェット船で来島した釣り人は、潮目が変わったのか渋々だったと口を揃えて言ってました。堤防でも朝まずめに竿を出した人は、30cm位のメジナを数出しできたとか。すでに内臓を出して冷凍し、今日釣り上げる予定のメジナは氷漬けにして持ち帰り、年末年始のお刺身にするそうです。(このお客さんは前回も釣れたので、「また来ましたあ!」と元気なアベックさんです)

地元の若者も、ブダイとメジナの数釣りができたので、小さいメジナは塩干にし、40オーバーは柵にして冷凍したと言ってました。このように食材と密着して生きる生活スタイルはいいですよね。環境汚染にもおのずから敏感になるし、自然に対する畏敬の念も持つし、人として健全なのではないかと思います。

27~28日の東京--大島の往復ジェット船のTVで(いつもはBSでアメリカンベースボールを流しているんですが)「お隣さんに原発がやって来た」(行きの船で)と「原発の被害」(帰りの船で)が流されていました。いずれも住民の反対運動で設置は中止になったというアメリカの話でした。

こういう放送が船の中で普通に流されている(むしろ無自覚?)ことに少し違和感を覚えましたが(帰省客と観光客で船は満杯状態)・・・・・これが今の日本の現実でもあるんじゃあないかなとも思いました。

たまたま私も往復の3時間で『原発のうそ』(小出裕章著)を読み終えたので、新茂木経産省大臣の原発ゼロの見直しと、政治判断で再稼動(規制委の判断の無視)という発言には開いた口がふさがりませんでした。活断層による廃炉を規制委が決定したところで、54基も作ってきた時の政権が、またぞろ政治判断で覆すなんて、いったいどのような責任が取れると言うので しょうか?!今でさえ、16万人の人生と慟哭と向き合い、責任と義務すら果たしていないじゃあありませんか!

ただの釣具屋のおばんのつぶやきでしかありませんが、この暮れになってもまだ怒髪天を突く怒りと拳がおさまりません。頭に乗るなよ!!とパンチかましたい!・・・・・・・くそっ!

どうか、2013年もこのおばんのつぶやきをチラ見してください(笑)柱の影から顔半分を出して、海の中・世の中をチラチラと見つめてたたずむ、おばんの姿を想像しながらクスッと笑ってください。来年も、皆さんが元気に大島への釣行ができますように願っています。今年1年お世話様でした。

ではでは皆さん!良いお年を!



2012.12.29 土曜日 やさしい

雨はあがったものの、北東の風が強いです。

昨日の釣果は、オナガ・クチブトの40オーバーで、まずまずの満足感だったようです。
安近短の大島(けっして安くはないですね)のような所は、今年のように10連休になるようなカレンダーの時は、来島するお客さんはぼちぼちになるんです。休暇の使い方も多様化しているし、家族思いのお父さんの遊び方も昔よりは変わってきています。
総じて、皆さん『優しい釣り人』の印象です。

優しいと言えば、27~28日と母親の白内障術後検査で、江戸に行ってきたのですが、この1年、電車で席を譲ってくれる方が増えた観があります。まず100%の確率で席を譲ってくれます。杖をついた84歳と62歳のオババ2人が勢い込んで入ってくれば、本人達の「若い」意識とは別に譲らざるをえないのでしょう?(笑)
3・11以後、世の中の価値観が変わり、思いやりとか何が大切なものなのかが意識されて来たのでしょうか?

3・11当日の東京も、みな黙々と譲り合い、声をかけながら、穏やかに静かに歩いたと、友達も言ってました。ホント、最近の東京の電車の中はやさしい! 若人たちもやさしい!

しかしショックに感じているのが、ここのところ、旅先の韓国でも、地下鉄の中で地図を見ているだけで、席を譲られてしまうんです!私よりも年上じゃんと思われるような方にも譲られるんです!
昔だと、南大門市場でカメラを向けただけで怒鳴られていたのに。時代が変わったのか自分が老いたのかと・・・・・・・(トホホ)

確かに、韓国の地方に行く汽車の切符を買うときも、恥ずかしさがなくなってしまった自分がいるので、片言の韓国語でやりとりをしているうちに、駅員さんたちが吹き出してしまって、そこからニコニコしあって、いろいろ教えてくれるんです。

このゆとりは、年をとった証拠かな?もっと頑張ろうっと!



2012.12.26 水曜日 自力本願

昨日の西風は、私の体重をもってしても前に進むのがやっとでしたあ。

今朝はやっと静かになりました。朝いちのお客さんは、ヒラメ狙いの釣人でした。一昨日も第一投からヒットしたそうです。鰯が入ってきているので、結構みなさんヒラメをあげています。買って行くルアーを見ても、そういうことです。
ここで、懇切丁寧にルアーの色やサイズはあえて説明はいたしません。(いじわるばあさんだね!)悪しからず。

 3キロくらいまでが美味しいと思います。何事もほどほどが良いのだと・・・・・・。

今朝は、連れ合いも早起きして「どこに入ろうかな?」と言いつつ出かけて行きました。

朝一で私が、昨日の高市早苗氏の形態模写を目をパチクリしながらやったら、口を開けていました(笑)「新しい自民党」を「女性の力」で目先を変えてアピールして選挙対策するなんて、底が浅いよなーと思います。
経済対策を強調して7月までもって行こうとしているようですが、ここ2~3日は従来の原発政策が隠しきれずに新設・再稼動がチラチラ見え始めてますよね。浜岡の再稼動まで検討するなんて、とんでもないと思います。
御前崎は沈み込んでいるし、大島も伊豆側に引っ張られているわけですから! ナショナリズムではなく、真の愛国・救国なら国そのものが沈没してしまう原発はゼロにすべきだと思います。(朝からヒートアップしてしまいました)

 気休めに一応(うちの人に言わせれば、生きることへのすごい執念だと)、避難用品を準備しています(笑)韓国のとうもろこし茶・もち・コンロ・水のいらないシャンプー・3年水・うなぎの蒲焼缶詰・薬手帳・おかゆ・スープなど(生き延びた後のお役立ちですが・・・・・)

 
連休中の釣り人も、帰るまでは、オナガ・クチブトのキロオーバーをお持ち帰りできたようです。
昨日の風の中、頑張った釣り人は3人で70匹だそうです。
「3日分は釣ったなあ!」と大満足でした。
地元の若者も合計8キロはあげたと。年末年始の準備オーケーです!



2012.12.24 月曜日 堤防、ウネリに注意

連休の最終日。気温7度、水温14・7度です。

昨日・一昨日とウネリがあり、磯・堤防とも道具を流された釣り人もいました。堤防は安心という先入観はないと思いますが、それでも磯よりは警戒心がなくなるので用心が必要です。

まず、濡れていたら入らない。人がいなかったら疑う。白波が見えなくても、大きなウネリは30分でも1時間かかっても、いきなりぐっと上がって来て桟橋を洗うので、車ごと持っていかれてしまうので注意してください。

昨日の元町桟橋は、20台位の車が並
元町桟橋から三原山を見る(2012.12.23)
び盛況でした。40オーバーのメジナもあがっていました。

元町漁業下の小さな桟橋で釣りをしていた地元学生は、巨大アナゴを釣り上げたとか。ざぶとん級のヒラメも浮いてきたと言ってましたが、ただ眺めるだけだったようです。

地元学生達はうちの店で待ち合わせをして、餌代もワリカンにして出かけて行きます。
「この間釣った鰯を焼いて食べたらうまかったぜ」とか言い合っているのを聞くと、健全だなあと思います(笑)

昨日の波浮桟橋では、5キロのマダイがあがったそうです。ああいつものあの方だなと当てることができるようになってきました。買って行く針や糸も私の頭の中にメモされていますから(商魂?)ピンポイントで仕入れもできます(ショボイ!)。

これから、マダイも狙い目です。
今朝は、ヒラスズキ・ヒラメをやりに行くと地元ルアーマンは砂の浜に向かいました。
「寝過ごした!もう入られっちゃってるかなあ」と言いつつも、ルアーを補充して行きました。ゲットすれば、年末・年始に使えますもんね(頑張れー!)



2012.12.23 日曜日 美味しい冬のブダイ

今朝は、まだ風は静かですが、北東の風から西風に変わると予報が出ています。

早朝からどこに入ったらよいのか?と聞きに来るお客さんもいます。
西風から逃げて最初から東磯に入ってしまって、腰をすえて竿を出すという選択がベターだとは思いますが、最後は何度も言いますが、釣人の決断です。
あくまでも私は、釣りの神ではありませんから(笑)

昨日の釣果は、ぼちぼち・まあまあというところ。数は出なくて40オーバーが出たから、まあいいか!と言う感じです。

昨日もそうでしたが、いまだに「青物はでてますか?」と若者が店に聞きにきます。「サビキで釣れる魚はいますか?」という方もいました。

人間が日々、肌で寒さを実感していくように、お魚さんも同じだということが理解できないようです(トホホ)人間は、半そでからヒートテックに着替えればいいのですが、お魚さんは生きられる絶対水温があるのだという事を、そのつど説明しています。
そして、今は何をねらったらいいのかを、お客さんの装備をちら見しながら、アドバイスしています。最終的に、カサゴ・メバル狙いの仕掛けを買ってもらいました。

地元の方でも「先週は、シマアジを釣っちゃって」と柳の下のなんとやらではないですが、今週も「もしかして・・・・」とシマアジを釣りに行く構えでしたが、私に「メジナの40オーバーが出ているわよ」と言われて動揺?(笑)してしまい、メジナ狙いに切り替えてしまいましたあ(笑)

地元の年配の方は、ブダイを食べたいがゆえにブダイ釣りをしていますが、磯にカニを獲りに行く体力・気力がなくなっても、うちでカニ餌を買ってでも食べたいという気持ちで、寒い中出かけて行くのです。


ブダイのお弁当(プラス肉じゃがとニラ卵炒め)
※クリックで拡大

東京の方はブダイをあまり食した事がないのではと思いますが(正直なところ、餌屋としてはメジナ釣りの方がおいしいです)冬のブダイは美味しいです。

昨日もパートのおじさんの弁当は、ブダイの塩麹漬けでした。

お弁当のおかずから話が飛んで恐縮ですが(毎度)、どうしても気になって気にさわってしまっているので、つぶやかせて下さい。昨夜のNHKTVで石破氏が「軍事を知らない人が政権を握ると怖い」と発言していましたが、ならば彼に「戦争を知らない人が政権を握ると怖い」と返したいです。

軍事おたくが戦争と国防軍を論じていることに危惧を覚えています。安倍氏も石破氏も戦争を知らない戦後世代です。安倍氏にいたっては祖父岸信介が心のコアな部分を占めているのではないかと思えてなりません。恥じ入った3年前からの『家門の栄光』を求めて、つんのめりになって いるんじゃあないかと。東アジアの国々の政治と軍事のリアリズムがわかっていないのではないかと思えます。

リアリズムと言えば以前、韓国・釜山の海雲台に行った時に実射撃場で本物の銃を撃って来ました。「アジュマア(おばさん)!ちゃんと言う通りにやって!」と注意されながら撃ちましたが、本物の銃の重さがずしりで、撃ったあとの薬きょうの跳ね返りが防弾チョッキにあたり、撃ったときの爆音がはんぱじゃあなかったです。

外側のTVに映る映像を見ていた友達が「笑い顔で撃っていたのが、不気味だったわよ」と言っていましたが、ドラマで見るような片手で撃つことなんか、とてもできないし、両手・両足をまっすぐにふんばって撃つ以外、訓練しなければ無理だと思いました。そして何よりも、的に当てる、人間を殺すという行為は、ベトナムの地上戦でアメリカが敗北したように、格闘戦をするよりも、銃を撃つ方が感覚的に鈍るんだという事も感じました。

格闘戦は自分の肉体にも相手の体温を感じますが、空中戦や銃を放つ行為は自分の指にしか人を殺す感覚が残らないんですね。ちなみに、その実射場に朝青龍が来ていたみたいで、デカデカと写真が貼ってあって、なんだか私も同類の遊び人になってしまったようなビミョーな気分にダウンしてしまいましたあ(笑)

とまれ、石破氏の戦争おたく的なリアリズムのない発言に危惧を覚え、ついついぼやきました。悪しからず。



2012.12.21 金曜日 ブダイの煮付け


水温は14.7度です。海の方が暖かいです。

昨日は元町桟橋で、社員旅行みたいなグループが、カゴ釣りをしていましたが、あまりあげられてなかったようです。

波浮桟橋は朝・夕マズメで、40オーバーも入ってそこそこ釣れたという報告がありました。

岡田堤防も朝・夕で同じような釣果だったそうです。堤防で40オーバーなんですからグッドでしょう。今週末の釣行に期待がもてるでしょう。


毎年恒例のうちのカレンダーを受け取りにみえた釣り人は、東磯に入ったようですが「ぜんぜん釣れなかったよ。高いカレンダーになっちゃったよ」とぼやいていました(笑)
どちらの磯に入るかは当日の風しだいですね。

昨日連れ合いは焼き場に入り、ブダイとカサゴ・メジナを釣ってきました。

パートのおじさんのお弁当にブダイを煮付けました。新鮮なので、すぐ身がプリッと弾けました。



2012.12.19 水曜日「大島の加賀まりこ」


年末・年始は25日(代休)で、26日~1月6日まで休まず営業いたします。

最近は、店に来られるお客さんから「いつもブログ見てますよ」「みんなで、昼休みにみてますよ」「こいつは仕事中にも見てるよ」「辛口で面白い」とか声をかけてもらうことが多くなりました(嬉しい!) 特に、若い方からの声かけが多いいのも、秘かに心がハイになっております(笑)毎日、何を書き込もうかなと頭を巡らせながら店番をするのが楽しくなってきました。

ここのところ、韓流ドラマを観なくなってしまいました(笑) 結構、韓国ドラマで心のヒダヒダが潤っていたのですが・・・・・・・・・今は、「おばんのつぶやき」を読んでくださっている若い方の感性に耳を澄ませて心を寄せようかな?なんて思っちゃっています(笑)(すると、横から「どこまでも主観的で、前向きな人はいいよなあ」と連れ合いがあきれて言ってます)

「辛口」「毒舌」が面白いと言ってくださる方も多いのですが、10年位前に常連だった釣り人のブログに「大島の加賀まりこだ」と書かれた事がありました。
当時、女優の加賀まりこが毒舌を売りにバラエティーに出ていたんです。私が「今日は釣れた?」と引きあげて来たお客さんに聞くんですが、その時に「あまり釣れなかった」と聞くと『フン!』という顔と「そおお?あちらでは釣れたみたいよお」という態度を取るらしいんです(笑)

お客さんは、親しみをこめて(?)「大島の加賀まりこ」だと書いたみたいなんですが、しばらくは店の前を徐行するレンタカーから『あれが、大島の加賀まりこだよ!』と指をさされていましたあ(ムムッ!) まあ、デリカシーがないのは認めますが(クッ!)

日増しに寒くなってきましたが、雪景色の富士山でも眺めながらの釣りを楽しみに来て下さい。島に住んでて言うのもなんですが、大島はロケーションがいいですよね。夜の星も数が多く見えてきれいです。

港の温泉施設もどうしてこのロケーションを生かさないのかと思います。夕方の浜の湯から、出船入船を眺めるのも一考です。旅が好きな私としてはついつい旅人の視点で見てしまいます。

7日にも築地に行きましたが、伊豆七島の産物のお店が結構いい場所に出ていました。でも、せっかくの店舗の奥行きは使っておらず、手前だけで眺めるのみに。築地場外の決まりなのでしょうか?サザエが寂しく並んでいましたが、つぼ焼きにして香りをムンムンに出せば、ツアーの団体客や修学旅行生が喜んでつまみ食いするとおもうんですが・・・・・・。

確かに地下鉄のホームから魚のにおいはしているのですが、焼き物(かばやき)の香りは売っているのにして来ないから何か規制があるんでしょうね。個人の店舗は呼び込みはしていますが、(アメ横ほどではないですが)自治体が出しているテナントは売り上げに引いたところがあるのか静かでした。

明日葉だって、健康ブームなんだから、説明とデコレーションと試食を勧めたらいいのになあと、気になってしかたありませんでした(笑) すごくいい場所をとっているのに残念。ついついよけいなお世話ですが。

つぶやきを書いている最中のニュースでは「F-35戦闘機を岩国に配備とアメリカが決定した」と。いよいよ対中体制構築になっていくようです。最近読んだ「チャイナジャッジ」とかからも、早晩、内部からの瓦解があるんじゃあないかと、私は思いますけど希望的観測でしょうか?

埼玉県から立候補した94歳のおじいさんにも拍手喝采ですが、そのうち国会前で老人党でも作って脱糞闘争でもしようかと(怒)



2012.12.18 火曜日 美味しい冬のメジナ


水温14度。気温16度です。週末の波浮桟橋の水温は深さ5メートルで17度あったそうです。
えさ盗りも多く4人で小メジナ40匹くらいだったとか。それでもお刺身にするために3枚におろしたメジナの姿を見ると40cmクラスも釣ったんだなあと思いました。

もともと、クラジに入るつもりだったのが、かぶっていたので断念して堤防に入った常連さん達です。ふかせ釣りです。
あまり小さいメジナを持って帰ると、うちの連れ合いに「リリ-スサイズだろ?!」と怒られているんですが(笑) それでも魚大好きで食べる人達なんで、唐揚げサイズでもお持ち帰りしてます。

メジナもリリースする時に血が出ているものを投げてしまうと、その後は喰わなくなると、亡くなった父と弟がよく言ってました。40cmオーバーで6年位?生きて来たメジナだと言われています。

これからの冬メジナは美味しいので心して食しましょう。



2012.12.15 土曜日 赤穂浪士と大島流刑


朝から小雨ですが、大型船で来島した学生さん達は胴突仕掛けを買って行ったので、メバル・カサゴ狙いでしょうか?

島の食文化にカサゴ・メバルはないので、38cmとかの大型カサゴがたくさんいます。女子小学生がルアーで大型メバルを第一投で釣ったときには、あまりに大きいので、お父さんが何の魚か種類がわからなかったと言う話も聞きました(笑)

冬のルアー釣りは、ヒラスズキ・ヒラメをやりますが、磯のヒラスズキ狙いは危ないから勧めたくないなあと連れ合いが言ってましたが、地物ヒラメのおさしみが魚屋さんに並ぶ事はあります。

堤防のへちには、大きなタコもいるので、なんとか「メジャーな釣り」にしたくて、店にルアーを置くようにしたんですが、どなたかガンガン釣ってもらえませんか?タコも年末は高いんですよね。明石タコの足が一本900円位するので、「島にタコがいるのになあ」とぼやきながら買っています(笑)

この時期は、正月用のお刺身の調達をしに釣行する方もいます。マダイ・メジナがあれば家族には大いばりですよね。メジナも釣ってから2~3日後の方が美味しいといいますが、柵にして冷凍しておけばお正月にはバッチリですよねえ。40オーバーを3~4匹お持ち帰りすれば、来年の釣行も家族が喜んで出してくれる事でしょう(笑)

 昨日、12月14日は赤穂浪士の討ち入りがあった日。今から310年前です。大島には赤穂浪士の遺児4人が流刑されています。討ち入りした47人のうち19人には各々1人ずつ幼児がいたそうですが、15歳未満は形式だけの遠島で親戚預け、15歳以上の4人が大島への流刑に。

7年後に赦免となるも、間瀬定八20歳だけは島で死亡し、今も墓石があります。(間瀬喜兵衛69歳,定八の父・久太夫62歳)往年の武士のいさぎよさはすごいですよね。以前、泉岳寺に行きましたが、日中でも線香がもうもうと焚かれ目が開けられないほどでした。大島・元町の共同墓地にある間瀬定八の墓は、道路案内にはありますが、時々、歴女らしき若い方達が見ているだけです。

 選挙演説で、勇ましいことを言っている方々がいましたが、本当の覚悟があるのか!?自分が先頭に立って決断し指揮し結果に責任を持って闘えるのかと・・・・・陳腐な「政治生命」かけてもらってもダメです。自分の命と引き換えにできるかと言う事です(怒)

ゲバラのように闘うと言った若輩者の政治家もいましたが、ゲバラを引き合いになんて出してもらいたくはないですね!わかってないねえ!彼は無私の人ですよ。そして勇敢だった。今でも時々、キューバで買ってきたゲバラを称えるCDを聞きますが・・・・・・サルサ音楽とは別に、どこに行ってもゲバラの曲は流れていて親しみと尊敬の的です。

明日の投票日を前に苛立ちを感じてしまいます。



2012.12.14 金曜日 江戸のおみやげ話


水温14度になりました。いよいよ本格的なメジナシーズンです。堤防での鯵釣りのにぎわいも終わり、各堤防の先端角での底物狙いやメジナ狙いとなっていきます。

昨日、地元スーパーに買い物に行ったら、イサキが一匹400円位で並んでいました。型は25cmくらいでした。

ブダイが魚屋に並ぶことはありませんが、新島の親戚から大量の塩干しが送られてきました。堤防でカニ餌を使って、のんびりとぶっこみ釣りもお薦めです。メジナのしゃぶしゃぶも人気ですが、生姜を入れたブダイの煮付けもおいしいです。

池袋東武の魚売り場に2日間通いましたが、やっぱマグロが一番人気でした。牡蠣・サーモン・鱈も肉厚なのが並んでいましたが見ただけ(笑)

夕飯には、ずっとはまっている「柿の葉すし」を食べました(笑)離島には送れないとメーカーから断られていたので、以前は羽田と銀座松屋で買うしかなかったのですが、今は東京駅で買えるんですよね。私としてはかなり便利でうれしい!(笑)

一昨日の東京駅は、クラブ世界一決定戦のブラジル「コリンチャンス」の応援団が気合がはいっていてにぎやかでしたあ(笑)わざわざブラジルから来たみたいで、電車中や駅で記念撮影しまくりでした。まだブラジルは景気がいいもんねと少し嫉妬してしまった自分がいました(笑)

その昔、おじ夫婦がブラジルに転勤していたので、遊びに行くと言ったところ、危なくて責任持てないから来るなと言われちゃいました。空港から迎えの車まで全力疾走しないと誘拐されちゃうとか、レストランで食事中にいきなり撃ち合いが始まり、テーブルの下にもぐったとかの話を聞きました(2人の経験談)そんな時代から考えると、大いに変わりましたよね。

ただ、今はもう飛行時間の長い旅は無理!好奇心に体力が追いつかない!・・・・・・・・・・40年ぶり位にお茶の水に行ったところ、まるで新世界になっていたので目パチクリでした!ほとんど大学病院・薬局・楽器店・書店・飲み屋さんに特化した街になっていたんですね!

昔は、古びた建物が多かったように思いますが無機質な病院群という感じ。アテネフランセに少し通いましたが、その道には木の電信柱が立っていたのを思い出しました(何故か電信柱がわびしく立っていたのが映像としてよみがえりました・・・・・・・・若かりし頃の自分の気持ちがわびしかった・・・・・なーんてことはないわね。まさかあ!)

JINSで、運転のための近眼めがねとついに老眼鏡を買ってきました。安くて早い!!





2012.12.5 水曜日 体が沈む! 真水プール


久しぶりに風が凪ぎました。昨日は元町桟橋も波が洗っていましたが、水温は15・5度です。

エギや活餌でアオリをやっている地元釣り人は、朝から元気に当店に立ち寄っては、準備に余念がありません。

昨日は、町役場から、来年秋の東京国体(大島は相撲会場)の旗をデコレーションしてくれと持って来ました。昔、水泳部だった頃、戦後復興にいそしむ日本人を勇気ずけた 「フジヤマのトビウオ*古橋」と共に33回も世界新記録を出した橋爪四郎氏が大島に選手発掘に来ました。「この子は、型は良いけど練習不足だね」と言われたのが忘れられません(笑)

戦後の食料不足の中、日大生の2人は「芋を食って頑張った!」「アメリカで1位2位独占」「占領国を打ち負かした」と、湯川秀樹のノーベル賞受賞とあいまって、日本人の希望の星だったんでしょう。まだ弘法浜の海水プールで泳いでいた頃です。(島内の学校にプールはありませんでした)

いきなり東京都大会で真水プールに飛び込んだ時、ビックリです。「ななんと!体が沈んじゃう!」「キャー!」ですよ(笑)なんとか決勝まで進み入賞しましたが。その時、一学年上にいた故初代貴乃花がバタフライで断トツ1位でオリンピック候補としていましたっけ。しかし、「水泳で飯は食えぬ」と相撲界に入ったのは有名な話です。2位の選手を50メートルは離していましたが、格好が良くて女子に人気でしたあ(笑)

  明日から12日迄、母親の白内障手術入院のため江戸に行くので、つぶやきはお休みにします。あしからず。




2012.12.4 火曜日 慎ましやかに生きる


水温15・5度です。だいぶ下がって来ましたが、メジナはいったん14度位にまで下がった方が良いと言われています。

週末の釣果は・・・・・赤岩では、早朝のみコッパメジナがたて続けに来ただけで、あとはうんともすんともだったようです。イスズミも多かったと。

堤防も、地元の年配の方は、ブダイ釣りにシフトしていっている様子。(店番をしていると買って行かれる針でわかります)
漁師さんは、まだ下田ばけを買って行かれるので、鯵でマグロ・青物を狙っているのだと思います。釣ったマグロをサメからいかに守るのかと命がけで頑張っているとか。脂がのったマグロを「国へ持って行く」のだそうです。(頑張れ!)

この秋の来島者数は、前年比を上回ったそうです。来春には、ジェット船も一隻購入で4隻就航となります。
江ノ島のシラス漁をしている漁業者との話し合いも一頃聞きましたが、江ノ島~大島航路を待ちわびている釣り人も多いです。新たな航路ができるといいですね。

昔話もなんですが、私が小さい頃は(半世紀前!)大型船のタラップからスーパー紅屋さんまで、乗船のための行列で並びました(笑)あの距離を並ぶなんて、随分と辛抱強かったものだと。戦後の生活再建が一息つき、人々の心が娯楽と旅に向いたのだと思います。

私の店の前も、三原山登山の観光客が立錐の余地なく、ズッ!ズッ!ズッ!と黒い塊のようになって動いていたのを覚えています。健脚ですよね。老いも若きも杖を持ってエネルギッシュに歩いて登ったんですから。私も、駆け下りて45分だ30分だと競った記憶があります。

戦後復興から日々のつつましい暮らしが「3丁目の夕日」じゃあありませんが、なつかしく思われます。
親は商売に忙しかったので、夏休みは母親の実家に預けられました。まだ、新島には桟橋がなく、沖の大型船からハシケに乗り換えて上陸しました。私なんか、甲板からハシケまで船員によって投げられ、下でキャッチされてましたあ(笑)少し大きくなってくると、タイタニック号みたいに甲板から斜めに下げられた階段を歩くのですが、そっちの方が怖かったです。ハシケから砂浜には幅30~40cmの板がかけられ、裸足になって渡りきるんです(笑)まるで、太平洋の孤島に上陸するようですね(笑)
・・・・・そういう歴史があって、今日の新島前浜の桟橋があるんですよね。


雨も止んできました。ついつい昔話が出てしまいました(笑)


波浮桟橋は、ときたまスマカツオがあがるそうです。太ったサバも来るそうです。岡田桟橋はあいかわらずヒラマサ狙いの釣り人です。

元町港も岡田港も堤防工事が続いていますが、大島も例外なく「3割自治」です。島からの税収より76・5%が依存財源です。港湾・道路工事公共事業も多いですが、観光事業も頑張りたいです。営利ではなく、慎ましやかに生きるだけなんですが・・・・今日も店番しまーす!



2012.11.30 金曜日 週末の狙い目(カツオ・ヒラマサ)


週末の釣行を予定されている釣り人の狙い目はなにか?

毎週のように電話で聞いてくるお客さんがいるのですが、ついつい声が同じだと「先週と同じです」と答えちゃいます(マズイなとは思うんですが)。

昨日は、岡田桟橋で2キロと5キロのワラサがあがったそうです。鯵の活餌ですが、ムツを使っている方もいるようです。

まだまだ、カツオ・ヒラマサは狙っていいかもしれません。元町桟橋でも、あまり動揺せずに(笑)じっとして頑張れば、スマカツオ・ヒラマサ・メジナ・マダイはヒットすると思います。こればっかりは断言できませんが、電話での問い合わせが多いので回答しておきます。

ここのところ、日中でも元町桟橋の左角には釣り人が入っていますが、夜の寒さ対策をして底物を狙うのもいいかもしれません。22日の赤岩では、カゴ釣りでヒラマサがあがっています。

年配の方は、過信せずに脳梗塞を起こさないように、寒さ対策をして、楽しい釣りをして下さい。(お願いします)




2012.11.29 木曜日 ヤリイカ


そろそろ12月~1月にかけて、ヤリイカが堤防の夜釣りでヒットするかも知れません。
ヤリイカの群れに、たまたま野増桟橋や波浮桟橋で巡りあってしまった方の話によると、「うあー!しめしめー。」と本能的に自分以外に釣り人がいないのを確認してしまうらしいです(笑)
それから、やおら軽トラックを横付けして、ポンポン荷台に釣り上げるのだそうです。そして例のごとく墨跡を消すのだそうです。

 このヤリイカをまだかまだかと寒い中、夜毎、釣れても釣れなくても通う、少し枯れた感じの方のほうが、私的には好感がもてます(笑)

「今日は、ヤリイカ来るかな?明日は来るかな?」と日々、堤防に通うゆとりというか間というか、なんかそこに人生のたおやかさと悲哀を感じちゃうんですよね(笑)
ヘミングウエイの「老人と海」ではないですが、大魚と格闘しているうちに、自然界とやりとりしているうちに・・・・そこに聖なるもの、神を感じてしまうとか・・・・・・・・?

私は無神論ですが、3・11東日本大震災を思うにつけ、海の神・山の神・地の神・火の神・水の神に、昔の人が脅威や尊敬をもって祈り、安寧を祈る祭りごとを日々の生活の中に持っていたことに納得してしまいます。日本人は「現世利益の信仰」で祖先の霊に祈りますよね(笑)「ご先祖様、私達がいつまでも健康で長生きできますように、儲かりますように見守ってね」と自分の現世での利益と結びつけて、祈るというよりはお願いするんですよね(笑)・・・・・・

最近の野球選手が引退する時の挨拶が「野球の神様に感謝します!」ですけども、ここに至った境地はどんなもんなのかなあ?と心を寄せて受け止めようとします(よけいなお世話ですけど)


 インドのガンジス河で祈る人々を、日がな一日ガンガーで眺めていると、なんだか生と

死が混沌とした世界に自分の死生観が変わるような気がします。
不浄な死(病気など)で亡くなった子供や独身の人は、布で包まれて河に流され、500円を払える人はガンガーで組んだ木材の上で焼かれてから、灰と骨を河に流され、全国から巡礼して来て、死を待つ年寄りはそれを見つめつつ専用施設でその時まで待っているのです。

祈りのための花束を売っているそばを、戸板に乗った遺体が列をなしてガンガーに運ばれ、髪を洗い、食器を洗い、洗濯をしているそばで、沐浴しているんですから・・・・・まさにカオス。
超がつく俗人である私でも、明日のことはわかりませんが、残るところ20年?少しでもていねいな生き方をしなければなりませんね。

織田信長の「人間50年、夢まぼろしの・・・・・」といういさぎよさと無常感はすごいなあと思います。
考えてみれば、80年を生きたとしても、睡眠8時間、仕事8時間、生命活動のための雑用4時間(?)を引いたり、まあ単純に三分の一にしても24年しかないんですよねえ!アオリイカの寿命はわずか1年!(笑)・・・・・なんだかヤリイカから死生観までホイホイ話がぶっ飛んじゃいましたが(毎度の事)悪しからず。

東京都知事選が下世話な現実の世界に引き戻してくれちゃいますよ!ネガティブキャンペーンは止めて貰って、ハートを揺さぶるソウルのような演説はできないものかしら?
私は、脳が揺れるジャズが好きなんです。ビルエバンスでも聞きながら、もう決めている候補者一覧でも眺めます(くそっ!)

 本日の水温は16度です。




2012.11.28 水曜日 釣りと自然環境との折り合い


本日は晴天。入港地も元町港です。平日にもかかわらず、島外からの釣り人もちらほら見えています。
2週連続で東磯に入ったお客さんは、先週の方が良かったとのこと。(先週はニコニコ顔でしたあ)

さっき店に来た若者が購入したものは、生餌のアオリ仕掛けとユミズノでした。「アオリと青物の両方狙い?」と私が聞くと「二兎を追うものは・・・」ですよねーと返して来ました(笑)

ここのところ波浮港から岡田港に出張釣りに行っていた方も「今から行くの?」と言ったら「いや、もう帰るの。釣れなくて寒くて。最近は元町港の方がいいんじゃない?」と。岡田港も鯵からムツへと移行してるのかな?少しは岡田港も静かになるのかも。

■鉄のおもり

 年配の釣り人はこれから、ブダイ釣りに入ります。
磯でやるようなモクと長い島ウキを使った釣り方ではなく、かにエサを使い、置き竿でやるぶっこみ釣りです。堤防で結構釣れます。リタイヤして釣り三昧の年配釣り人は年間200匹は釣ったとか!

大島ではこのブダイを刺身やべっこう漬けはもとより、開いて塩干しして(1枚1500円~1800円!)保存食としても食べます。煮付けも美味しいです。昔は、この煮こごりもよく食べました。

石鯛釣りやブダイ釣りのようなぶっこみ釣りは、15号~50号の小田原おもり(六角おもり)を使い、捨て糸・捨ておもりをする時があります。

鉛については、様々な意見・論・事例がありますが、釣りという人間の行為と自然環境と丸市特注の鉄のおもりの折り合いを少しでもつけるものとして、うちでは鉄おもりを販売しています。鋳物の街の川口の鋳物工場に作ってもらっています。いくらにもならないとは思うのですが、本業ではないのに注文に応じてもらっています。

日活映画「キューポラのある街」(1961年、吉永小百合主演)は有名ですよね。鉄の溶鉱炉のことをキューポラと言うのだそうです。価格的には、鉛よりも鉄のほうが高かったのですが、中国オリンピックが終わり中国の鉄買占めがなくなってからは、うちでの販売価格も鉛と同じにすることができました。小さいサイズのおもりは、勘弁してくださいということで、鉄にはなっていませんが。

一度、このブダイを釣って食べてみて下さい。



2012.11.27 火曜日 想像力


気温12度、水温16.5度です。

北の風で寒いですが、昨日のシケは嘘のようです。港の定点カメラからTVニュースで放映される元町桟橋にあたる荒波に心配した友達から「大丈夫?」のメールが。最近は、台風なみの低気圧で、桟橋の付け根まで波が洗う映像が流れるので、「うねりは残っていますか?」という問い合わせも増えます。

沖縄の辺りに台風がいても時たまその影響で大きなうねりが来るくらいですから、想像力を働かせてもらうしかないですね。想像力の欠如・・・・・あれだけの福島第一原発の事故と膨大な避難民の棄民状態を目の当たりにしても、「票集めのための選挙公約」に右往左往している方々に対しては、ホント、想像力の欠如!!と吐き捨てたいくらいです。

連休中の天気は最悪で、皆さんが帰る頃に晴天となり、「腹たつー!」と天を見上げた面々も多かったことと思います(笑)

釣果も渋々の方が多かったみたいですが、元町桟橋先端の左角は、マハタ・マダイ・フエフキ・カンパチ・スマカツオとまずまず楽しめたようです。

磯のメジナは、30cm前後が多かったようです。

今年最後の釣行の方もいれば、12月にもう一回という方もいますが、2012年を笑って締めくくりたいものですね。まだ、ヒラマサもあがっていますし、アオリイカも800グラム~1・8キロサイズが出ています。
良い思いをして下さい(笑)



2012.11.24 土曜日 島で生きる仁義


せっかくの連休なのに、今朝も雨が残っています。昨日の釣果は、皆さん雨で体力を消耗した割には情けないものだった(ショボッ!)とか。

30cm前後のメジナがやっとと言う感じだったみたいです。雨で海水の塩分濃度が下がれば、魚は下へ下へと潜るのでしょうか?


7年位前に、ポーランド南部のクラクフにある塩採掘跡へ行ったことがありました。
地の底へ簡素で頑丈な工事用エレベーターで降りると、そこには人夫のための塩で作った教会・祭壇・食堂・仮眠室など、ものすごい広さの街?がありました。地底に降りる過程で、私はすでに喉の渇きを覚えましたが、一時間以上に亘って案内を受けたのですが、顔や体中の皮膚から水分が吸い取られていくみたいで、精神的にきつくなっていくのがわかりました。
なんせ、床も塩、壁も塩、椅子も塩で、説明がポーランド語ときたから、チンプンカンプンだし、地上に上がるエレベーターの順番待ちの長い(それだけ地中深いということ)のには、あせりを感じてしまったくらいでした。(笑)

人間は、しょっぱい物を食べたら、野菜を食べて血液から塩分を排出せよみたいな事を言いますが、体まるごと塩の家に入ると、人間ひものみたいになってしまうんじゃないかと、その時思いました。(変な体験!)

魚の気持ちもわかったような????  だから、昨日、釣れなかったのはそのせいですよ!雨で海水の塩分濃度が下がったのが理由?です!(これで、良しとしましょう)


 昨日は、お客さんから「コインランドリーはありませんか?」と2組の方々に聞かれました。ようは、乾燥機がないのか?ということです。

あれだけの雨に朝からうたれると、よほどゴアテックスの超高い物でないと、浸透してきてしまうんですよね。

「コンビニエンスストアもない島だから、ないです」と答えるんですが、お客さんは「皆、普段はどうしてるんだろう?」とけげんそうな顔をします。

私は普通に「天日干しです」と返します。洗濯したら、太陽があるから天日干しが当たり前。父親の介護上、必要だったから乾燥機は買いましたが、太陽がある限りは外に干し、それ以外は室内干しです。


一晩、お客さんの疑問の意味を考えました。頭の中が??だらけに。そこで思いました。すでに都会の生活は洗濯乾燥機が当たり前なんだと!

アメリカ社会の昔の富の象徴がドラマ「名犬ラッシー」「奥様は魔女」の中の大型冷蔵庫や大型洗濯乾燥機だったように、都会の生活は乾燥機付がふつーなんだと。ドラマで見るアメリカ社会の貧困層は、庭の木にロープを張って天日干ししてたっけ!・・・・・アジアなんか今でもそれがふつーだけども。

アメリカの衣服は、以前はイスラエル産の洋服が安い洋服の象徴だったけど(今は、中国産)、何でもごちゃ混ぜにして洗って、乾燥してもOKの衣類ばかりだったんですよね。繊維に対するこだわりは、ヨーロッパ人や日本人は持っていますよね。

オーストラリアのシドニーなんか、町並みがシックで統一感があり自販機もありません。日本のように家の塀もありません。細かい条例によって、洗濯物は裏庭に干す(丸い回転式物干し竿)こと、塀は○○cm以下(たしか40~50cm?)、立木の高さや屋根・壁の色も何色か選択の幅があったあったみたいですが決められていました。だから、アジアみたいに、表に洗濯物が見えないんです。アメリカの事情とは異なりますね。


・・・・・コインランドリーから話がかなり飛びましたが、まあ、大島の需要と供給のバランスからしてないと思います。布団洗い機のようなランドリ-が南部の方にあるようなことは聞いたことがありましたが・・・・・。今は、老人向けに社会福祉協議会の布団洗い車が回っています。


 早朝の船のお客さんが、島の事情を知らずに、何か食べ物はないかと、腹ペコで動けないと店にやってきます(笑)

 これも需要の少なさから、お客さんには便が悪くて申し訳ないですが、5時から開いている店はありません。うちは7時から開けていますが、カップヌードルの自販機でも置こうかとも考えましたが、他業種の方に悪いと思いやめました。

もともと、店を継ぐ時も、「ナンバー1の店にはする」でも島で『オンリーワンの店』にしてはならないと自分で決めていました。だから、島のお客さんが、どこそこが高いの安いのと言っても、東京の釣り具店の価格は足で調べましたが、島の同業店は覗いた事もありません。それが、島で生きる仁義だと考えるからです。


 昨日のお客さんの質問で多かったのが「元町桟橋のタナはどのくらいですか?」という事ですが、普通、竿一本です。この夏の水温がかなり高いと時に常連さんは、底ぎりぎりにして40オーバーのメジナを2匹あげていました。岡田桟橋では竿2本と言う方もいます。

手っ取り早いのは、釣れている人のウキ止め糸の位置をリスペクトを込めてちら見することです(笑)

 さあ、午後には雨もあがります。寒さに萎えずに竿をおもいっきり投げましょう!




2012.11.22 木曜日 防災訓練


水温16・5度。だいぶ下がりましたが、エギングした人に言わせると引きあげたエギが暖かい感じがするとのこと。底で測った水温なので、上の方はまだ高いのかもしれません。

20日にオオツクロに入ったお客さんは、メジナが良かったとのこと。「大型オナガに2回ほど、ブッツリやられた。でも楽しめた。」と。

メメズに入ったお客さんは、メジナのコッパばかりだったと言っていました。ホント、日によって釣果に違いが出るのですから、自然にまかせて、自然に遊んでもらうしかないですね(笑)自然・動植物を相手に遊べるのは、人間様しかいないのですから。



昨日は初めて、防災訓練に行ってきました。
といっても、地震・津波・噴火発生から避難命令が出て、避難集合場所まで、うちから何分で到着するのかという事を確認するためです。到着まで、私の足で8分でした。役場のチェック表に登録をしてもらい帰ってきました。

しかし実際の避難を徒歩でするのは無理です。83歳の母親と近所の93歳の親戚夫婦を車に乗せて逃げるしかないのはわかっていますから、私が8分で坂道を登ったところで、現実に即してはいないのです。

私の店は海抜24mにあります。それでも海が近いので逃げるしかありません。
過去に大島も津波の被害を受けて漁船はもとより民家も流されています。自然の猛威の前にただ逃げるだけです。年寄りと一緒にどう逃げるか?が最大の問題なのです。一度、車で逃げた時に大島ではどのような事態になるのかを実験してみてもらいたいです。

私が避難所に向かって歩いていると、杖をついたおばさんが
『丸市の娘さんでしょ?何かあった時は助けて下さいね。足が悪いから、若い人に助けてもらわないと動けないから。頼みますね』
と。 社交辞令の挨拶として受け止める事ではないから…考えちゃいますよね。(それに、若い人と言われても…61だし) 頑張ります!


以前、イタリア・ポンペイの遺跡に行きました。

イタリア周遊の中で一番感動したのがポンペイでした。

商工業や交易が発達していて、人々の生活・文化の豊かさと高度さが、そのまま残っていてものすごく感動しました。
お風呂やパン屋、赤色鮮明な壁画、馬車のワダチ、下水道の完備等々・・・・・人の暮らしの穏やかさを感じれば感じるほどに、そのはかなさも胸にじんと来ました。


三原山のふもと、溶岩の上で暮らしている身としては、人の世の無常を想います。



昨日の赤岩のコンクリート場は、メジナの入れ食いだったそうです。
うちに来たメーカーの営業マン達が(釣り竿持参で営業です・・・プッ!)40cmオーバーを一時間ちょっとで5~7匹だったとか。生けすに入れたのはいいが、暗くて見えなくてすくえなくなって、そのままギブアップして置いてきたそうです(笑)お持ち帰りはイサキ1匹!「ホント、うじゃうじゃメジナがいましたあ!」「大島はすごいですねえ!」と喜び一杯でした。

今日も、出船まで釣り三昧だそうです。釣り業界の営業マンって、結構おもしろくおかしい奴がいるんですよ(笑)



2012.11.20 火曜日 伊勢海老のブイヤベース


この週末の磯の釣果は、あまりぱっとしなかったようです。
「なんとか良型のメジナ2匹」「今回は良くなかった」等々。

水温・釣り場は前の週と変化がなくても、結局のところ「いい潮」かそうでないかの違いだと納得するしかないですね(笑)

週末は表磯に入れるような風ではなかったので、オオツクロに入ったらどうですか?と言ったら「そこは、旦那さんのブログで見ましたけど、サバだったでしょ?メジナとイサキを釣りたいんですよ」だって(笑)・・・・・・・どうしたらいいかなあ・・・・・・・(むむむ)

「コマセをまけば、そこはメジナが浮いて来ますか?」

と質問されちゃいましたけど、これに対しても(むむむ)・・・・・でしたあ(笑)

昨日の昼の岡田桟橋は、あいかわらず混んでいました。
車の中から見ていましたが、あまり竿は曲がっていませんでした。先端の角から、結講隙間なくという感じで(はっきり言って、「窮屈?」としか)、年配釣り人がクーラーBOXに腰をかけて竿を出していました。


12月に入ると忙しくなるということで、昨晩、時々開催の「女子会」を開きましたあ。(まあ、ババ会ですけどね)
いつものお姉さまがたと食べて飲んでおしゃべりしての楽しいひと時です。

新島から送ってきた伊勢海老があったので、ブイヤベースにしてみました。今回の新規オリジナルメニューは、茹でた明日葉と木綿豆腐をだしで少し煮て、ハンドミキサーでトロッとさせてから、鍋に戻し、ゼラチンを加えてカップで冷やした一品です。(大皿の真ん中に鎮座しています・・・写真

ほのかにダシの味と明日葉の苦味が口の中に残りまあまあでした。簡単なので、マイレシピとして残りそうです。

明日葉は伊豆七島特産品ですが、以前、ベトナム・ハノイのレストランで出てきたのにはアレ?アレ?でした。香草としてつけ合わせに使っていました。ベトナムでも普通にハーブとして使っているんですね。(ハロ湾の船上で、茹で海老だから大丈夫と思い、たらふく食べたら、お腹をこわし、一週間滞在中のうち一日をホテルのベッドでうめいてましたあ!…・・・ヤレヤレの、のたうち回った苦い思い出です)


昨晩のその他のメニューは・・・・・牡蠣のじぶ煮・なます・こんにゃくと里芋のみそ田楽・まぐろの角煮・食用菊の酢の物・焼きかぶの生ハム包み・柿とツナのマヨ和え・山芋ともずくのうずら卵のせ・仙台牛のサイコロステーキ(エコポイントの復興商品!)・赤飯・かぶのお新香です。

たくさんのメニューで高そうで高くないのが自慢?です(笑)



2012.11.18 日曜日 大島の大火


昨日は、雨・風がひどく、来島した釣り人は苦労したと思います。あの風の中、それでも岡田桟橋の先端は青物狙いの釣り人で混み合っていたそうです。

沖には、マグロが跳ねているのが見えたりで、気持ちがそそられてしまうんでしょうね(笑) 鯵の生き餌で、ワラサを狙う人、アオリを狙う人、ルアーを投げる人・・・・・生き餌用に使うのか、ビシ針8号・金ムツ針8号が売り切れてしまいました。お客さん曰く「みんな、考えることは同じだなあ」と・・・・・(笑)


今朝はピタリと風が止みました。三宅島の山火事は、まだ延焼中みたいですが、風が止めば大丈夫ですね。昨日の早朝にものすごい騒音でヘリが頭上を飛んで行きましたが、何事かと表に出てしまいました。オスプレイ?地震?まさかとは思いましたが、三宅島への消火活動に向かった自衛隊のヘリだったんですね。

大島も昔(私が中学1年の時だから、48年前ですが)大火があり、元町地区の大半が焼けました。
港のお寿司屋さんから出た火が強風にあおられて、火が平らな巨大な帯になって山に向かって行った記憶が映像となって頭から抜けません。店の前は避難する住民で隙間がなく、冷蔵庫を帯でくくり付けたまま溝に逆さまにはまってしまっていた人の記憶も抜けません(笑) 翌朝の柱が一本もない真っ平になった焼け野原の先に富士山が大きく見えた事も忘れられません。

焼け残ったわが家は、その日から、被災した親戚達と共同生活です。押入れの上下段にいとこ達4人で寝ました(笑)

大火前の町並みは、沖縄の石垣や韓国の済州島の石垣のように小道があり風情のあるものでしたがその後の区画整理で現在のような広い道路になったわけです。

皆さんも、釣りに来た時は、タバコのポイ捨てはやめてくださいね。海風にあおられて火事を起こしたら大変なことになりますから。



2012.11.16 金曜日 サバの醤油漬け


風もやみ良い天気です。穏やかな朝なのに、TVでは朝から政治屋の言い合いのテンションが高いこと!なさけない!(怒)

とどのつまりは「我欲」・・・・・かな?

12月16日投票日となりましたが、釣行を予定している方は不在者投票をして来てくださいね(笑) いつも私に「投票して来たの?」と言われてしまうんですから(笑)

さて、ガクンと話は変わりますが(笑)サバの醤油漬けを作ってみました。釣って来た魚は食べきるという事ですから。

サバの醤油漬けは、福井県の郷土食になっているのは知っていましたが、新潟にもあるしあちこちで販売してますよね。私は、酒・醤油・生姜・バルサミコで、半日~一晩漬けました。ご飯の友・酒の肴になります!


昨日の波浮桟橋では、カツオ・ナンヨウカイワり・オナガ・カンパチと「釣れた!釣れた!」「めっちゃ釣れた」とアベックさんが喜んでいました。

今朝の元町桟橋も、カツオがあがっています。堤防でもメジナがあがりはじめましたね。


2012.11.14 水曜日 サバのカツレツ


北風が強く寒い朝です。ストーブは出しましたが、まだ使ってません。これから又、灯油代(毎月4万)に泣かされます。ファンヒーターの電気代とどっちが安いのか・・・・?

大島は離島の配慮はあるものの、ガソリンも現在175円です!高いですよね!(抵抗のしようがありません)

この高いガソリン代の元を少しでも還元しようと、皆さんが磯釣り専用車を使ってくれるので、私もポイントをためて、マイレージに交換してエアー代を節約しています(笑)  ごっつあんです(笑)

春夏秋冬の主が、約1ヶ月ぶりに磯釣りに行き、持ち帰ったのが大型サバだったので、三分の二は民宿のおやじさんにお持ち帰りしてもらい、昨晩のディナーは「サバのカツレツ・カレー風味」でしたあ(笑)・・・・カツレツ? つまりはフィッシュカツorサバフライと呼ぶべきか・・・・・?

昔、イタリアのミラノで食べた「ミラノ風カツレツ」を思い出しました(いつも思い出すのは、たくさん行った寺院や教会・美術館の名前よりも食べ物のことばかり・・・・笑)

牛肉の薄型カツでしたが、バターで調理してあるので、その違いだけだったのに、ミラノで食べているから「フーン、これがミラノ風カッツレッツかあ!」というだけだったような記憶が(笑)

「サバカツレツ」・・・・ホクホクで美味しかったです! サバも捨てたもんじゃあありません!

2012.11.13 火曜日 くさやのルーツ


昨日・今日と西風が強いです。先週末の釣り人の釣果はあまり良くなかったようです。

赤岩は、大きな亀が何匹もいてダメだったそうです。他の磯のメジナもサイズがあまりいかなかったようです。

東京からのお客さんが「最近、ダンナは釣りに行ってないの?」と聞かれました。春夏秋冬が更新されていないからですよね。しばらく江戸に行っていて、風邪をこじらせてめげていました(笑)
昨日は、釣りに出かけましたから更新されると思います。



今日はサバの調理に私はまい進します。

岡田桟橋の鯵も大漁で、皆さんどうやってその量を食しているんでしょうか? とても刺身オンリーでは食べきれないでしょうから、ひものにでもして冷凍保存しているのでしょうか。つみれにして鍋を楽しんでいるのでしょうか。年金暮らしのお年寄りにとっては、ご近所におすそ分けもできるし、その鯵と明日葉のおひたしでもあれば、栄養バッチリで生活の糧にもなりますし(笑)

保存食でもあり発酵食品でもある「くさや」の元々の原姿はどこから生まれたのかと・・
くさや
・・・・「日本書紀」に出ている「ミサゴずし」ではないかといういうことです。ミサゴという海鷹が魚類を捕って来ては食べ、その残りを岩陰に隠しておくんだそうです。これに海水がかかり自然発酵したものを見つけて、人間も食べるようになったとか。

昔、源為朝が大島に流された時に、この「ミサゴずし」を賞味した事が、宝井馬琴の小説に出てくるらしい。このミサゴずしが変遷して、くさやの臭いと味に再生されたのではないかとの説です。


万年水不足にある大島の昔人の知恵で、「水塩」を使ってひものを作って政府に上納した後で、高価な塩と水がもったいないので、継ぎ足し継ぎ足しして、自家用に魚をひものにしていったみたいです。それが発酵してうま味を出し、門外不出の漬け汁となり、江戸でも好まれるようになっていったということです。これが「くさや」のルーツみたいです。


私の家にも、新島から運んできたウン百年物のくさやの汁があって、東京からの常連釣り人が、たかべのくさやを作って食べていましたが、数釣りをする父が亡くなってから、母が廃棄してしまいました。毎回、釣行の帰りに常連さん達は、出航時間まで「居酒屋・丸市」で、くさやとお新香で一杯やって行くのが習慣です(笑)

岡田桟橋は、まだイナダ・ワラサも来ているそうです。アカハタもあがり混んでいるようです。
今日は、風も強いですが、めげずに竿を出しているみたいです(笑)





2012.11.11 日曜日 窮すれば通ず



夜まで雨はなさそうです。午後の帰船までは皆さん、釣りに集中できそうです。
日曜日の朝は、早朝から皆さんが釣りに出ているので店も静かです。

昨日読んだ、蓮池薫著「拉致と決断」の中に釣りに関するエピソードの部分が2箇所ありました。

食料不足の飢餓状態のなかで、北朝鮮の人達が川や湖で小魚を釣るんですが、その仕掛けたるや、バケの付いた糸の先にゴムがむすんであり、石に結わえて沈めてあるんだそうです。
小魚が掛かると手元に引き寄せて外し、外し終わるとゴムだから、またスルスルと元の位置に戻るという効率の良さです(笑) 石を沈める係りの若者には、代金を払うのだそうです。わさわさと混雑していても、お祭りはないということです(笑)

もう一箇所は、蓮池さんが招待所での生活で、時間をもてあまして夜釣りに抜け出すんです。1・5mの棒とリールの代わりは糸巻き、コマセカゴはキャップだそうです。付け餌はとうもろこし・ごま・大豆・土を丸めた物です!暗闇でも中りがわかるように鈴をつけて。(鈴はブダイ釣りの時に私の父親も付けてました)この静けさの中での釣りが幻想的で、一瞬ながら拉致を忘れさせてくれたとか・・・・・。


あまり釣果はなかったみたいですが、手作りゴルフ・手作りマージャンで遊びを作り出したとも書いてありました。

かつて私がキューバに旅した時に撮って来た一枚の写真があります。今でもその写真に思い入れがあって部屋に飾ってあります。

ハバナの街をウロウロしていた時、この自転車(写真)が置いてありました。エンジンを付けて、後部座席は厚手の皮で被い、運転者の座席の前には、荷物入れが頑丈につけてありました。(笑)

キューバはアメリカの経済制裁を受けていて物資に窮乏していましたから、車も建物も1930年代・1950年代のアメリカの残したものを使っていました。ホテルはデュポンやエッソ等のアメリカ資本の別荘をそのまま接収して使っていました(笑)それがなかなかの情緒をかもし出していて、私はおおいに気に入りました(笑)

そして何よりも、キューバの人々の心意気と、ユーモアとペーソスが感じられて、すこぶる心地よかったです。電動自転車にキューバ革命と人々の意思と心意気を感じましたあ(笑)貧すれ鈍すではなく、窮すれば通ずという事を、蓮池さんの著書とあいまって、キューバの電動自転車を思い出しました。リスペクトします!


昨日の岡田桟橋では、昼に鯵が爆釣したそうです。その一瞬で40~50匹を東京からのお客さんはあげたそうです。それでも、島のお年寄りの手返しの早さにはかなわないと言ってました。
常宿のおやじさんに、早速、ひものに仕上げてもらったそうです。こたえられないですよね(笑)




2012.11.10 土曜日 釣り日和



今日もいい天気。絶好の釣り日和です。
朝6時着の大型船で来島の釣り人も、メジナがメーンのリピーターの面々が増えて来たようです。

昨日、表磯に入った方は、カンパチ・鯵・オナガといろいろ楽しめたようです。沖には、マグロも跳ねていたとか。

メジナもサイズアップで40cmオーバーのオナガがあがっています。
水温はまだ高いですが、釣果の是非は「とどのつまりは、潮だな」と先週帰った釣り人は言ってました(笑)

うちの店のガラスに水温を表示した白板があるんですが、釣り人が引き揚げて来ると

「この水温だからダメだったんだ」
「まだまだこの水温じゃあ無理だな」

と話しているのが聞こえてきます(笑)
なんだか経験豊富な老漁師のようなニュアンスなんですが絶対に腕のせいではないんですよね(笑)・・・・・やっぱり、釣れた方が楽しいですもんね。
40オーバーをあげて景色を楽しみつつ、政治の閉塞感や不景気をぶっ飛ばしましょう!!

堤防の鯵もかなり大きくなってきています。まだまだ楽しめそうです。新鮮な鯵のおさしみで一杯やりましょう!




2012.11.9 金曜日 アオリイカ



気温19度。水温19・8度で、まだまだ海の中の方が暖かいようです。

北海道の沖でも、高水温のために、今まで釣れなかった魚種があがっているとニュースでやっていましたが、メジナやアオリイカも北限が上がってきているのは周知の事実です。実際、エギのメーカーは北へ北へと、北海道までセールスに周っているそうです。営業マンに言わせれば、喜んでいいのやら、嘆くべきなのか複雑な心境だそうです。

もともと大島では、春から夏にかけてしかアオリは釣らなかったのですが、ここ数年は転勤者や関東近県の若者が、通年で釣るようになって来ました。

うちで販売しているエギも4・5号ばかりだったのですが、現在はポリシーとして3・5号までで止めています。コロッケサイズや小判サイズはどうかなーと思いますが、食べるにはこのサイズが美味しいとは言われます。
春先の産卵に来たアオリは大きいが硬いために、一度冷凍するか湯引きしないと美味しく食べれません。
私は、わさび醤油の刺身もいいですが、卵の黄身と柚子こしょうのみで、刺身用に切ったアオリをあえて食べるのがお勧めだと思います。「アオリの黄身あえ」です。

ここのところ、元町桟橋ではアオリを東京からの若者達が何杯もあげているようですが、エビ網の漁師さん達に注意されないようにして下さい。

ヤリイカも早ければ、12月から堤防で釣れ始めます。こうした時は、桟橋のへちが墨で黒くなっているかどうかを観察すればわかりますが、釣果を自分だけの物にしたい方は、その墨をきれいに洗い流してしまうようです(笑)

メジナも好調・不調が週末ごとにありますが、3日のクラジは40オーバーの大漁で、7日に入った釣り人は良くなかったそうです。「6日の大雨が良くなかったのかなあ」・・・・・ホント、理由はわかりませんよねえ(笑)


2012.11.7 水曜日 韓国ドラマとイシモチ


月・火曜日に所用で、江戸に行って来ました。

築地はもう閉まっている時間だったので、久しぶりにアメ横に行って来ました。

報道でアメ横の様変わりは承知していたのですが、やはりかなりの変わりよう。年末年始の買い物目的だったのですが、海産物を扱っている店がなんと少なくなっている事か!

その分、増えているのが多国籍料理の店でした。特に、韓国料理・中東料理の屋台です。
イクラ・数の子・鮭・花豆を買うのに、何軒も洋服屋・靴屋を通り過ぎないと魚屋にたどり着けないというか・・・・・・。魚屋にも、あれ?と言う感じで、イシモチが並んでいました。

何故かと言うと、韓国ドラマを300本以上見ている私としては、ドラマに出てくる金持ちの食卓に並ぶのが、イシモチの塩焼きだからです。(笑)金持ちの贈答や祭祀によく出てくるのがイシモチと韓牛です。

一度、ドラマに出てくるイシモチの塩焼きを食べてみようと、済州島に行った時に食べましたが、「普通?」でした。(笑)

アメ横で売る物も、新大久保みたいになっちゃうのかなあと・・・・・・・。


今日は、昨日とうって変わって秋晴れです。昨日の雨・風で半日分を損した釣り人(笑)は、朝早くからスタンバイしてました。

帰ってからの報告が楽しみです。



2012.11.4 日曜日 カツオの大群来る!


完璧な秋晴れです。水温20度。ここのところ夕陽も大きく完璧な濃いオレンジ色です!

今日は、朝から大島町体育祭駅伝大会で、昼まで交通規制がかかります。釣り人はもう、竿を出しているでしょうが、出遅れると引っかかってしまい大変です。

昨日は裏磯で、メジナが良かったそうです。キロオーバーも混じり、一人5~6匹だそうです。不思議なものですよね。同じ釣り人が一週間前に入った時には、生体反応がなかった(笑)のですから。

堤防の鯵も、少し難しくなって来たようです。活餌でアオリイカを釣っている方も、「鯵を釣るのに苦労してるよ」と・・・・・・まあ、日々変わりますよね。


昨日も、「どこに行ったら、何が釣れますか?」と電話でかなり食い下がられましたあ(笑)ご自分の釣果が上がらない事に苛立ち、その苛立ちをぶつけて来るかのような長電話なんですよ。まるで人生相談です(笑)

店でやり取りを聞いていたお客さんが、「大変ですね。こんな電話が東京から来るんですかあ。」と笑っていました。
「ええ、すっごく多いの」と。・・・・・・・

「皆さん、苦労してるんですから、とにかく磯に入ったらば、2~3時間はコマセをまいて場を作ってください。そうしてメジナを浮かして、喰ってくるのを待つんです。待つんです。そんなに簡単じゃあありませんよ。メジナだって必死なんですから」

と、そばで聞いていたら笑えますよねえ。

釣りに人柄が出るんじゃないかと・・・・・・私は確信しています(笑)


今朝の元町桟橋は、カツオの大群で大騒ぎだったそうです。

カツオが競って競って、みんなが必死にそれを掛けようとするのですが、誰も一匹もあげられないのだそうです。

何故か?・・・・・カツオは鰯の群れを追うのに必死だからなんですって(笑)それを狙う人間の姿もおもしろい。

メジナも、昨日の元町桟橋で、30cm~40cm型のものが一人2~3匹はあげていたようです。いつも堤防釣りしかやらない若者達ですが、こういう時は意気揚々と「又、来ます!!」と。
うれしいですねえ。


2012.11.2 金曜日 メジナは雑食?


良い天気です。風もなく静かな朝です。くっきりと白い月が見えましたあ。

昨日と一昨日と磯に入ったお客さんは「やっぱり、言われたとおり、昼のメジナは30cmばっかりだったよ。リリースサイズだった」と話してました。

週末の「さあ!釣るぞ!」と意気込んでくる釣り人の気分を、朝から盛り下げちゃあいけませんね(笑)
自然界を相手にした遊びですから、とにかく精神を清めて、堂々と、天と海にむかって、第一投の竿をおもいっきり振り投げて下さい(笑)

■メジナは雑食?
昨日の夕方、「虫餌ありますか?」とお客さんがみえました。「オコゼを飼っているんですけど、虫の方がよく食べるんです」と。

前にも「春夏秋冬」に書いてあったと思いますが、「虫餌は置いていません」。この「虫餌ありませんか?」の多さに、商売人としては心が動揺しそうになるのですが、仕入れを最後のところで止めるのは、釣果うんぬんよりも、釣り名人?(いや、マニアックなただの釣り好きだった、わたしの亡くなった父親と弟)が、虫餌を店に置かなかった事です。

お客さんに貸している磯釣り専用車の中に虫餌の余りが残っているのですが・・・・・ニーズはわかっているんですが、父親と弟が置こうとしなかった事は意味があるんじゃないかと思うんです。

「昔は、メジナをたくわんやスイカの切れ端で釣っていた」と父親が言ってました。まだオキアミはもとより鰯のミンチも島にはいっていなかった頃のことだと思います。

そういえば、小笠原へ新婚旅行に行った友達が送ってきた(船内から魚をウォッチするサービス)写真にも、たくわんでダイバーが魚を寄せていましたっけ。(その友達は数年で別れちゃいましたけど)・・・・・・
以前、韓国の済州島沖で、観光用の潜水艦に乗った時も、ダイバーが魚寄せに、韓国たくわんだったような(笑)
つまり、メジナはなんでもあり?雑食?・・・・たくわんやスイカは適度な臭いもあるしね。どなたか今度、お弁当にたくわんが入っていたら、針につけて実験してみてくれませんか?(笑)

まあ、それで爆釣されては、オキアミを売って飯を食らっている身としては、商売あがったりですが(笑)

カサゴは虫餌だと本には書いてありましたが、オキアミでも誘うと釣れます。特に大島の食文化?にはカサゴはありませんから、40cm位の良型のものがゴロゴロいます。カワハギもあまり食べないんですよね。
私なんか、新橋の「魚屋」で、いろんな魚種に挑戦しています(笑)


島出身の女性と結婚している若者が、よく釣りに来るのですが、大型のカワハギを釣って喜んでいたら、義母が(私の同級生)「気持ち悪い」とか言って、庭に埋めちゃっていたそうです(笑)うちの母親も、カワハギはどこまでが頭なのかわからないなんて言ってます。
最近は、肝がうまく取れたとかに変わってきていますが(笑)・・・・・先のオコゼを飼っているお客さんも珍しいとは思いましたが、色々ありですね。


赤岩でよく釣りをしていた常連さんに頼まれて、鰯のミンチを仕入れた事がありました。そうすると、別のお客さんから抗議がくるんです。

「鰯のミンチをばら撒かれると、メジナの腹持ちが良くなってしまって、食いが悪くなるから売らないでくれ!」と・・・・・へーそうなの?って感じです・・・・・・どっちが美味いかメジナに聞いてくれって!と言っちゃおうかな(笑)
やっぱ、メジナは雑食?



2012.10.31 水曜日 夜釣りのメジナ狙いがおすすめ


連れ合いの江戸出張のために、2週にわたって春夏秋冬が更新できていないので、お客さんの磯情報の問い合わせがありました。週末の釣行の情報が必要なんですよね。

■夜釣りのメジナは40センチオーバー

昨日の赤岩は、イルカと巨大なカメさんが滞留していダメだったそうです。先週のクラジが良くなかったのも、このせいかもしれませんね。
それでも、時々、青物のなぶらが見えるときもあり、日曜に帰ったお客さんは、2キロ位のカンパチをゲットしたそうです。

メジナは、まだ30cm前後が多いですが、表磯の夜釣りのメジナは、40オーバーが多くなってきています。日中は砂の浜でシマアジもあがるそうですが、数は出ていないです。

夜釣りのメジナ狙いがお薦めですが、夜は一杯を楽しむ方が多いみたいで「夜かあ・・」と顔を見合わせちゃうんですよね。人間の都合だから仕方ないですね。遊び方にも色々ありますからね。


■世の中を反映する鳥獣

人間の都合と言えば、昨日もTVでやっていましたが、北海道の鮭漁が絶滅保護種のアザラシにやられてしまって、漁獲量の三分の一を喰われてしまっているそうです。
アザラシの習性で鮭の頭しか食べないんですね。頭のない鮭は売り物にならないから、打撃だそうです。

漁師さんが、「もともと、アザラシが鮭を食べていた領域に、人間が入って行って網を張るようになったんだ。アザラシにとっちゃあいい迷惑かもな。でも獲らないと、俺達が絶滅危惧種になっちゃうよ」と言ってましたね。
うまいこと言うなーといたく感心しましたが。

カラスもメジナの目しか食べないんですよ。同じ黒どうしで、身は食べないのかなと勝手に想像してしまいましたが、磯の釣り人も、いけすに入れておいたメジナの目しか食べていないと言ってました。不思議ですよね。ダンボールすら、穴を開ける口ばしを持っているのに、目のコラーゲンが必要なのかな?



 カルカッタの太ったネズミとカラス
大島のカラスも大きくて太っていますが、インドのカルカッタで見たカラスもでかかったです。
空港やホテルにいるインド人は太っていましたが、その他は皆さん痩せている方が多かったのにです。つまり、鳥獣に施しとしてエサをあげる人がたくさんいるんでしょうね。
ネズミもウサギ位の大きさに肥えてましたし、何故か、公園なのにカラスとネズミが堂々としていて、柵の外に人間が居るという構図でした(笑)


ちなみに、ポーランドのワルシャワで見たカラスは、とても小さくて痩せていました。年金生活者のアパート近くで見たから、よけいにそう感じちゃったのかもしれませんが。

でも、冗談ぬきに、鳥獣は世の中を反映してますよね。海の中の生き物もそうですが。



2012.10.30 火曜日 何故に大物を狙うのだろうか?



水温19度。岡田桟橋では、午前0時から場所取りをしてワラサ釣りのスタンバイをしているそうです。午前1時では、堤防の付け根の場所取りになってしまうとか。いやはや恐れ入ります。
今朝は鯵の生き餌で、大きなヒラメもあがったそうです。そういうのを見せつけられてしまうと、 「明日は出遅れないで、午前0時に入るぞ!」 と燃えてしまうんですね。

週末に、磯に入ったお客さんも 「自己最高の46cmのメジナをあげた。」 と言ってました。フエフキはタモに入らなくてギブアップしたとか。

「もうちょっとで、海に引きずり込まれるところだった」 とよく武勇伝を聞かされますが(笑) 何故に大物に惹かれるのでしょうか?

私なんか、俗物的で即物的な人間だから、鯛なら3キロ迄が美味しいなとか、ヒラスズキは70cm迄が美味しいなとか考えてしまうのですが。


■大物釣り・・・開高健とヘミングウェイ
大物狙いといって頭に浮かぶのが、開高健とヘミングウェイです。(悪いけど、女子としては、松方弘樹じゃないいんですよね)

この二人も釣りや狩猟に駆り立てられ、カジキやイトウでしたよね。このはまり方がふつーじゃないですよね。

まったくの私の想像と決めつけですが、この二人の目は深い孤独と極限のものをみてしまった、経験してしまったという目だと感じるんです。

開高健はベトナム戦争に従軍記者として、ヘミングウェイはスペイン内戦と、この時の写真を見ると、当たり前だけども、ホント暗く憂いの目をしていますよね。

戦争という極限の人間どうしの殺し合いの場にいた二人が、どうして、大魚を追うようになっていくのか、そこにロマンがあるのか? いやいやなんか、精神のバランスをとり人間を取り戻すリハビリなのか、魚とのやり取りにあらん限りの体力を使って消耗し、疲れ果てて精神を無にすることに救いを求めたんではないかと。

大魚を獲る、人間ではなく魚と必死のやり取りをする中で、何も考えず、ただただ精神が無になっていくのを求めたのではないかと思うんですよね。(想像し過ぎですかねえ)
開高健は癌死でしたが、ヘミングウェイは猟銃自殺でした。


■キューバの旅とヘミングウェイの別荘

以前、キューバのヘミングウェイの別荘に行ったことがあります。
ヘミングウェイの別荘

2度の飛行機事故の後遺症によるうつが原因の自殺といわれていますが、その別荘のある海の見える広大な敷地の中に立つと、「ああ、ここならこのまま死んでもいいな」と俗人の私でも思っちゃいました。
なんとも言えない静寂と自然の中にいると、ヘミングウェイじゃないけど、「もう自分は充分に人生を楽しんだ」と終えたいと。

ヘミングウェイ行きつけのレストランバー


パパダイキリ
別荘の中はカメラ禁止でしたが、カジキを釣ったであろう大きなルアーや鹿の剥製、たくさんの書籍がありました。
ヘミングウェイ行きつけのハバナ市内のレストランバーで、パパダイキリが美味しくて何度も通っちゃいましたよ。ヘミングウェイの椅子に座れませんでしたが。

キューバに半月近くいましたが、1950年代の建物やアメ車やサルサの音楽がなんとも居心地がいいんですよねえ。






大島の桟橋の大物釣り人の喧騒から、随分と遠く離れたキューバの話になってしまいました。(笑)

釣りは人生まで語れちゃうほど、深ーい深ーいものなんでしょうか?(笑)




2012.10.28 日曜日 釣りガールの登場



週末の各堤防は、釣果もあいまって、にぎわっていたようです。カンパチ・マダイ・鯵・アカハタ等々です。早朝から夜釣りまで、皆さん、体力があるある。今夏は、熱かったのでロートルお仲間の釣行回数は減っていたように感じていましたが、その分、若者が増えてきたと思います。

アオリイカや青物狙いのルアーマンも多いですが、最近は、エサ釣りとの二刀流の面々が増えました。格好も、いわゆる「釣り師」というのではなくて、キャンプ?ツーリング?ダイビング?登山?社員旅行?合宿?という姿で、女子は長靴ではなくブーツをはいています(笑)

厚手スパッツにショートパンツをはいて(笑)・・・・スッパッツの模様が、猫マークだったり、どくろマークだったり。かなり個性的な女子が増えました。しかも、男児が混じっていないというガールズグループがまたいい!
「鯵は、お土産分も釣った。夜はキビナゴつけて、一本はぶっこんで何がくるか楽しむんだ」
・・・・なんともいいね。こんな釣りガールがもっともっと増えてほしいな。

先日は、一人だけの釣りガールも見えました。「まだ、始めたばっかりなんですう」と。偉い!!エールを送ります。きっと、こういう女子は、ていねいな生き方をするんだろうなと想像しちゃいます。がんばれ!

桟橋デビューするときは、うちの下の砂浜(地引浜)で、道糸に大きめの六角おもりだけをつけて、決めた方向にピンポイントで何回も投げて連習するといいですよ。そうすれば、他人の糸にからまって怒られることもないし。
私が父親に特訓された時のやり方です。

カツオやカンパチがかかったら、女子は腕の力がないから大変ですよね。私なんか、プヨプヨしたお腹に竿尻をさしたり、股にはさんだり。自分で自分を笑って「お股釣り法」と名ずけちゃったりして(笑)・・・・・・・

混んでいる桟橋に入る時の仁義のきりかたもありますよね。私の知っている民宿のおかみさんなんか、ぐいぐいと尻と肘で入って行く感じなんですけど、そのとぼけた強引さもキャラのうちなんで、無事に釣りしてます。(笑)

まあ、気分爽快に富士山の雪の積もり具合を比較しながら、暮れゆく秋の海とたわむれましょう。




2012.10.27 土曜日 タカベとハイボールで一杯!


秋晴れ。北の風で少し寒く感じるようになって来ました。

混雑の堤防を避けて、磯では、ルアーの「タメンタイ」を使って、ヒラマサがあがっています。まだまだ、スマカツオもヒットしています。

この時期は、基本は「エサ釣り」の面々も、傍らにルアー竿を置いて、ナブラが見えたらさっと持ち換えて、ルアーマンに変身するようです(笑)


■日本シリーズと魚の旬
今日から日本シリーズ。野球に興味があるわけではありませんが、昨日、刺網漁で獲ったタカベをいただきました。

釣ったタカベではなく、「刺網のタカベだから、コマセを喰っていないから、はらわたを出さないで食べな。卵が入ってるからうまいよ」と。

持参してくれた宿のご主人いわく。

「日本シリーズまでなんだよ。タカベが子を持っているのは。脂ののりも日本シリーズまでだよ。日本シリーズが終わってしまったら、子が出てしまって味が落ちるんだよ。」

・・・・・・ふーん・・・・・へー・・・・うそー・・・・本当?・・・・
いたく感動しちゃいましたよ、この話。

なるほど、そうやって魚の旬をのがさずに食すということかと。確かに、脂ののったタカベは美味しいし、神津島ブランドは、高級魚で進物に使われるくらいだし。大島も6月のつゆイサキは東京都のブランドになっています。この時期の子持ちイサキは、脂ののりも良く、塩焼きがとても美味しいです。この時期を過ぎると(出産を終えてしまうと)脂が抜け、うちの母親も「もう塩焼きから煮つけだな」となります(笑) 食べ方(調理法)を変えていくわけです。

メジナも冬は美味しいですが、年を越して春の足音が聞こえてくると、のりを食べ始めるので、磯臭さが増してきますよね。まさしく、旬を逃さずいただく。ぜいたくな人間の営みですよね。


日本シリーズもワールドカップもフィッシングも旅も、平和産業ですよね。平和があっての人の営みですよね。どこかの国との関係がこじれると、とたんに中止・延期・辞退とかになっちゃうんだから。

今夜も、タカベとハイボールで一杯いきますか!!



2012.10.26 金曜日 大島と食文化


水温は、19・5度になりました。まだまだ高いですね。

民宿のご主人は、「鯵を100匹揚げた」「いくらでも釣れるよ」と。
そういえば最近、女性客が、コマセやバケを買いに来るようになりました。

飲食店を経営している方みたいです。鯵は、たたき・なめろう・ソテー・フライ・つみれ鍋等々、いくらでもレシピがありますからね。

鰯も高級魚になってきましたし、鯵もそこそこの値段がしますものね。
イサキも池袋のデパートで、1700円で販売しているのを見た事がありました。

■鰹のなまり節
50年位前までは、波浮港の近くで鰹節を作っているのを目にしていました。臭いと自分の頭よりも高い網のうえに干した鰹を眺めていた事が映像になって巡ります(笑)。

小さい頃、よく食卓に、千切りキャベツの上に鰹のなまり節が乗っているのが出ていました。まだマヨネーズはなかったと思います。醤油をかけて食べていたと思います。(まだ、コーラも入ってきていなくて、粉末ワタナベジュースの素を水で溶かして飲んでいた時代です。日清チキンラーメンもまだ世に出ていないです。)

大島では、昭和初期までは、サンマ・マグロ・カツオがよく獲れていたようです。
そのなごりでしょうか、今でもサンマを島外から取り寄せて加工し、丸干しとして売っています。

■イルカ・鯨
江戸末期までは、イルカや鯨も獲っていたようです。
たまに、イルカ肉?がスーパーに並びますが、「これ、どうやって食べるの?」と聞くと「古根を入れて煮て食べればいいよ」と私よりももっとおばんが勧めるので、昔はふつーだったんでしょう(笑)

鯨肉は、南蛮や竜田揚げで40年位前に、よく食べていました。むしろ馬肉は渋谷の専門店に行かなければ食べられなかったし(笑)

とまれ、地球温暖化期で、魚種・漁獲高がどんどん変わっていきますが、それと共に、人間の食生活・食文化も変化を余儀なくされている訳ですから、いろんな意味でスマートに生きなければなりませんね。

昔の大島は、噴火・降灰・津波などの自然災害や、江戸幕府の5民5公などにより、慢性的な食料不足・飢餓状態にあったのですから、海からのめぐみへの感謝は、その歴史的な経験からして、人一倍あってしかるべきですよね。

■サツマイモ
ここのところ、サツマイモをよく持って来てもらいますが、この山のめぐみとて、享保年代からの貴重な食料で、島民にとって命綱だったんですよね。今でこそ、胸が焼けるのなんのって、進んでは食べなくなりましたが、保存もきくし、3・11の大震災を教訓にして、備蓄してもいいくらいかも。

八代将軍吉宗が、大島へのさつま芋や草木の種苗を交付して奨励したらしいです。
やっぱ、人間は食する物がなくなれば、理性を失い、動物的にはなるし。徳川時代が、長く続いた一つの要因が、食かもしれません。

■ずいき
里芋の茎(ずいき)も、私は10年前に初めて知りましたが、その時の感想は「島はずいぶんと、貧しかったんだな」です。こんな物まで食べるのかと。(東北の郷土料理にはあるそうですが)色が紫に出るので、東京から友人が来た時に煮物で出しますが。(まあ、他から見れば牛蒡だって、木の根を食べているみたいに見えますもんね)
ちなみに中国人は、牛蒡からスープは摂るけども食べないんだって(笑)

ホント・・・・・私のつぶやきは・・・・・どんどん・・・・飛んで行ってしまうー・・・・・・・・。

さっき、店に来たお客さんが「昨日の夜釣りは大漁。大型イサキと40オーバーのメジナが3匹」「毎夜、釣っているけど、少しは加減して、資源を確保しなきゃいけないな」だって。
そう言いつつ、エサを買って行ったけど(笑)

2012.10.24 水曜日


昨日は、荒れた一日でしたが、本日は秋晴れ。釣り日和です。

ここのところの桟橋は、鯵・鯖・むつは、あいかわらずですが、メジナ狙いの釣り人にかかるのは、30cm未満のサイズ。「今日は、イスズミと遊んでやった。」と、納得済みの釣りで帰られる方はまだ良いのですが、「イスズミに竿2本やられたあ」と泣く泣く帰る方もいます(苦笑い)

常連さんにも、「今日は許してやった」「今日は遊んでやった」と、メジナを擬人化して言う方がいます(笑)メジナは目も良くて、脳みそも大きいんですよね。その水中のメジナと竿一本でやり取りするのですから、(ハリスは何号にして、針は、粉エサは?と)奥が深いですよね。

『釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい』・・・・・・・そうは言ってもですよね(笑)


まだ40代の頃、タイの山奥で、象サファリをやったことがありました。象も頭が良くてすごいんですよね。ものすごく情愛もあるし涙もながすし、私が象の背中から足下を見ると、ぬかるみを前足でチェックしてから動いているんです。大きく揺れると私が振られてしまうから。

変だけど私、犬・猫はダメなんです。馬サファリもOKなんです。イルカに乗ったことはないですが・・・・・。


話がそれました。そう・・・・メジナはこれからです!水温がグッと下がってからです。メジナの味噌漬けや塩麹漬けは美味しいですよ。

メジナの塩麹漬けを、黙って友達に出すと「?これ何?」と必ず聞きます。三枚におろして一口サイズにしてあるので、メジナだとわからないみたいです。身が締まっていて「京風?西京漬け?何?わからない。」と。これに粉山椒でもふりかければ、吉兆?(笑)

昨日・今日と朝の岡田桟橋では、ワラサとイナダが寄って来て、大盛況だったそうです。


結構なサイズのワラサもあがり「俺のは、ワラサだな」「これはイナダだよ」とにぎやかです。活餌やルアーと釣り方はいろいろありますが、今、ヒットしているのは独特の釣り方だそうです。ここには書きませんが、特許ものの釣り方法かと思います。(来て見て教えてもらうしかないですね。)

じつは、大島でも、海の中から湧き水があがっている所があり、キスや黒鯛も釣れます。50年位前に、毎日のように泳いでいましたから、足の裏に水が湧いてきているのは感じていました。

そこの場所で黒鯛をバッカン一杯釣ってきた方がいました。私が教えたわけではないので、偶然だったのかもわかりません。

沖に沖に泳力の自信の限り(戻る体力が残っているところまで)行くと、深さが膝下になる浜辺があります。ヒラメも釣れます。しかし、これらの場所をここで特定してしまうと漁で飯を食っている人に影響が出てしまうから書きません。

したがって、昨日と今朝のワラサもどんな釣り方だったのかとは、書きません。悪しからず。


毎日、竿を出している人にはかなわないって事ですかね。それでも、何年も大島に通ってくださるお客さんには、感謝しかありません。





2012.10.20 土曜日



今日と明日は、心地よい釣り日和です。水温は21度です。

岡田桟橋では、夜釣りの鯵が絶好調です。
民宿のご主人は「百匹釣るのは簡単だよ!」と、お客さんに出す鯵南蛮の準備をするんだと、はりっきっていました。
「一週間も漬ければ、骨までトロトロだよ。パプリカを入れて、彩りもいいしね。」
と、こんなマメなご主人の宿は、実際、釣り人にも人気です。

鯵のサイズは、15cm前後です。
普段なら、4月ころから、豆鯵・豆鯖が釣れ始めて、サビキの針も月が替わるごとに、3号・4号5号となっていくのですが、今年は、その豆鯵・豆鯖があまり来なかったです。いつだったか、朝一番に店に来た、子連れの若いお母さんが、
「朝、民宿で食べた豆鯵・豆鯖のひものが、とっても美味しかったんです。どこに行けば買えますか?」
と。

「そこの宿の奥さんが釣って、一夜干しにしたものですよ。売っていないんです。美味しいですよね。」と伝えたら、ガックリしてました。

私も、食い意地が張っているせいか、忘れられない味があります。スペインの港町で食べた小鰯・小鯵・小鯖の素揚げに、ただ塩を振っただけの一皿です。今、思い返すと、オリーブオイルで揚げていたのかな? 小魚が新鮮だったからなのかなあ?と。
ホント、忘れられない一皿です。

小学生の頃、元町桟橋で、豆鯖をバケツ一杯釣ってきて、おやつにから揚げを食べていました(笑)

メッカリも、うちの下の弘法浜で、バケツ一杯とってきて、茹でておやつに食べました。今は、かなり高価格になっていますよね。

食べ物の話になると、次から次にキリがないですね(笑)


最後にもう一つ.。この間、連れ合いが釣ってきた鯖を、数が多かったので2~3日かけて食べるために工夫しました。

紙塩という調理方法で、三枚におろした鯖を、キッチンペーパーで包み、その上から塩麹をまぶして、冷蔵庫に3日。ほどよい塩味でうまくできました。ペーパーが、魚からでる水分を吸収するから、臭みもなく塩加減も弱めることができるみたいです。




2012.10.18 木曜日


台風前にしては、静かで、日もさしています。
週末の予約をいれているお客さんも、キャンセルする人・予定どうりの人と分かれます。常連さんは、大島と台風の位置関係をみて(当たり前ですけど)・・・・・しかし、気象庁とは微妙に違う距離感で、釣りになるならないを判断しているようです(笑)


2泊3日で、江戸の病院巡りを、83歳の母親を連れてして来ました。あれば大変便利と思ったのが、駅に設置してあるエレベーターの位置を示す地図です。エレベーターを探すのが一苦労で、「ここで、動かないで待ってて」と言って探すのですが、はぐれてしまいそうで心配です。
かといって、連れ歩きながら探すのでは、杖をつきながらの歩行の体力を奪ってしまいます。都内の各駅(地下鉄も含む)のエレベーターの位置が冊子になっていれば買いたいです。
まあ、島の医療の現実が前提にありますけどね・・・・・・・・。

釣り人の、来島中の急病もあります。

うちでエサを仕入れ、赤岩に向かったと思ったら、一度も竿を出すことなく、先端に行く間にころんで骨折というお客さんもいました。

「エサを処理して下さい」とヒーヒー言いながら戻って来られます。骨折だと、帰ってからの仕事が大変だろうなと想像しますが、まだ転ぶほどの年齢ではない釣り人なのに、過信したのかな?と思います。
年齢と共に、バランス感覚がおちるから、道具を持った磯での移動には用心しましょう。この当たり前の事が、釣りのウキウキ感で、どこかに飛んで言ってしまうんでしょうね。(笑)


もっと深刻なのが、内臓関係の急病です。島の医療の現実から、ヘリでの救急搬送になってしまいます。
何回も、釣り人のそういった姿を見ていますから、皆さん気をつけてください。命あっての釣りですから。
回復されて、またニコニコと釣りに来られるとホットします。(懲りてないっていう事ですよね?・・・・嬉しいけど!)


2012.10.13 土曜日 父の残したムツの仕掛け図

秋晴れです。釣りをする人間の体には好都合な気持ち好さですが、本日の釣果はどうなりますか。

岡田桟橋と波浮桟橋では、夜のムツ釣りとアジ釣りを楽しんでいるようです。
地元スーパーで売っているムツは、船で獲ったものですが、柔らかい白身で煮付けが美味しいので、地元釣り人はこの時期堤防釣りをするのでしょう。まあ、アジに飽きたから、今度はムツを食べようかなということかな?

■父の残したムツの仕掛け図
ムツは、肉食性なので、キビナゴで釣ります。
仕掛けは・・・・・・・・。
お客さんが「ムツの仕掛けは置いてある?ああ、わかんないよね。わかんないって言い方、失礼だよね。」と。
還暦を過ぎた私も、人間が錬れていないから、ムムットさが、顔に出てしまったのかもしれません。(笑)
ウキは3~5号を使い、針はワーム針、ハリス3号を使用。2種類の仕掛けがあります。

実は、十数年前に、跡取りの弟が事故で亡くなってから、私が連れ合いと島に戻り、店をまかされたのです。父に釣りの特訓を受けました。その父も2年前に亡くなりましたが、残した物があります。
仕掛けの図解で、ムツに関しては、「夜の二才ムツ、店主独特仕掛け」と一般的な仕掛けの二通りです。
元町桟橋の釣る場所や、着水後20秒、スロースローで引くとか記してあります。

「釣りだけの人生だったなあ」と先立った息子の42年を、総括していましたが・・・・・・その店の継承のために、仕掛けの図解を残したのでしょう。

地元の釣り人が「わかんないよねー」と言って店に入ってくるのは、そういう経緯があるからかな?と思います。

新島あたりだと、民宿の女将さんたちが、食材を釣りに桟橋に出ていましたが、大島での女性釣り人は、少ないですよね。
なんだかなー・・・・・・・女だからって、馬鹿にしないでよ(笑)
頑張ります(笑)

2012.10.11 木曜日 韓国の釣具屋台

朝晩は、寒くなりました。
元町桟橋の水温は、一番の底で計っていますが、21度です。8日に赤岩の磯で、お客さんが測った水温はまだ24度もあって、えさ盗りに苦労したそうです。釣って来た魚も、ギンガメアジ・ナンヨウカイワり・カツオでした。

昨日、来店したお客さんは、
「連れの女の子達に、小魚を釣らせたいから、小さい糸付き針はありますか?」
と言うので、
「それって、えさ盗りを釣るっていうことですか?」
と聞きました。

「そういうことです。」と。

結局、うちで一番細い0・8のハリスと伊勢尼1号針を買って、自分で結ぶとのこと。堤防では、いろいろな楽しみ方があるものです。

「堤防は、釣りを楽しむところだから、桟橋での商売はするな。」
と、以前、父親に言われたことがあります。

私が、桟橋にいると「エサを持って来てくれないか」と言う釣り人がいます。桟橋への配達を頼まれる事もあります。

父親に言われているので、と断りますが、「生意気な女だ!」と返されます。まあ、性格が悪いからいいんですが、島の商売は難しいのかも。

■商魂たくましい?

以前インドのカルカッタを歩いていて、B4用紙1枚の上に、ボールペン1本と100円ライター1個を置いて商売?をしていました。これを目にして、なんかーたくましく生きられそう・・・・・と思っちゃいました(笑)

韓国ソウルのロッテホテル正面玄関横の細い道で目撃した釣具の屋台にもビックリで、おもわず写真を撮ってしまいました。

見ればシーガーハリスはあるし、ナショナルのリチウム電池はあるしで・・・・・・。
そもそも、釜山や済州島に渡る金持ち釣り人の宿泊客を狙っているのかな???と思いましたが、実際のところはわかりません。

竿やリールは、東大門市場で売っているような、ゴツイものばかりでしたが・・・・・それでも、屋台を出しているわけですから、需要があるという事ですよね。

何年前の渡韓の時に撮ったのか忘れてしまいましが、今は、この一等地に多いのは、一枚1000円の韓流スター写真入りのタオルの屋台です(笑)

それにしても、新聞を読みながら、のんびり客待ちをしているおじさんの、発想力は、すばらしい!!!

学びたいところですが・・・・・欲がないからダメかな?生き抜く姿勢は学びます(笑)



2012.10.10 水曜日 釣り餌から見える日本とアジアの関係


連休の3日間を過ぎても、風が止みませんでした。夜になって、少しは静かになって来ました。
連休中の釣果は、上物はコッパで、夜の底物の方が、やりとりを楽しめたようです。
低気圧は、東に去りましたが、次の台風の動向が気になるところです。

■オキアミとアジア人労働者
この前の、宮城県沖の三重漁船の衝突事故で、アジアからの若い研修生が、遭難・行方不明になっているとか。カツオの一本釣りの技術を、学びたいと。日本の漁業就業者不足とあいまって、ニーズが合致したのでしょうが、このような現実に心が痛みます。

私たちが使っている、オキアミも、月給1万円に命をかけている、アジア・中東の人たちの船上での労働によって、もたらされているものです。
韓国人船長は、年収1000万。船員の、インドネシア・イラン・インド・バングラディッシュ・フィリピン・イラク等々、8カ国以上の人達が1万円です。食事時は、キムチ・カリーなど、各国の料理が並ぶそうです。
この方たちの労力によってもたらされたオキアミを、粒が小さいの・色が悪いの・高いのと言って、使っているわけです。
今年は、取れ高が極端に少ないのですが、毎年の値動きにも動ぜずに、この10年は、値上げしませんでした。
今年は、まだ迷っています。かなり値が上がっているからです。

■3.11とアミコマセ

昨年の3・11で、アミコマセの冷凍庫が流され、2~3年は再起不能と言われていましたが、思ったより早く、当座の中国産から国産のアミコマセに復活できました。これは、執念かなと思います。中国産は、ゴミが混在し、価格も国産並みでした。売る方も気が引けました。

東北の方たちの復興への努力に、頭が下がります。感謝です。
アジアの青年達が、学ぼうとする一本釣りのほうが、底網よりも、魚の活きが違い、価格が違うからなのでしょうか? 仕送りにあけくれ、漁業技術を学ぼうという意欲を持った青年達の無念を思うと・・・・・・・・。

大島にも、インドネシアから、土木作業に来ている方達がいます。何年も前からの顔見知りです。皆さん、休日には、釣りを楽しんでいます
たまに、里帰りする時に、日本産のリールや竿を買って行くのですが、「これは、日本の技術指導とは言え、インドネシア産だよ。いいの?」と言うと、「大丈夫。もちがいいから。高くても絶対だ。」と。「これで、沖に出て、漁をするんだ。」・・・・・と。

なんか、皆さん、けなげなんですよねー。帰ってきた時の顔を見ると、ホットします。

2012.10.7 日曜日


連休の中日。あいにくの雨ですが、午後には止むようです。

■潜って水面下の地形を把握!
風が強く、釣り場を探し周っているグループも見うけられます。
こうした時に、この風には「絶対、この釣り場」という名もなき「マイ釣り場」を普段から探し当てて、持っている方は余裕です(笑)
そこは、釣り人の執念というか、何と申しましょうか・・・・・・

こんな貴人もいます。ヒラスズキを取り込む時に、岩場のどこに取り込めば、ばらさないで引き上げる事ができるかを、夏の間に潜って水面下の地形を掌握しているのです。すごいでしょう?
万歳です(笑)

■コース外れに注意
昨日の、元町桟橋の釣果は、皆さんあまり良くなかったようです。

赤岩から、夜に帰った釣り人が持っていたのは、やはりイサキ・カンパチ・メジナの魚種でした。
今年は、スマカツオもよく出ています。日中の釣果が良くないと、夕まずめの一発勝負に出る釣り人が多いですが、そこから釣れ始めると時間の経過を忘れてしまい、暗がりの中、帰りのコースから外れて、磯から上がって来れなくなってしまう人が、ままいます。
仲間がいれば問題ないですが、一人だとパニクリます。知らず知らずに、磯を横に歩いてしまうんですね。消防団騒ぎにならないように、注意しましょう。

■元町桟橋でハタ
夜釣りの元町桟橋で、大型のハタが釣れました。
※マハタ(WEB魚図鑑より)
氷と発泡容器を買いに来てくれるのでわかるのですが、「ハタ」と聞いてハタ?と思いました。私は見た事がなかったからです。
元町桟橋の左先端角は、イシダイ・モロコ狙いの定位置なのですが、ハタだそうです。

図鑑で調べたら100種類もあり、アカハタは見た事、食べた事がありましたが、マハタは美味・高級魚なんですね。 店の中で、お客さんがザワザワしていたのもうなずけます(笑)
ただ肉食性なので、釣りエサが切り身なんで、餌屋の私としてはつまんないかなー(笑)

岡田桟橋では、少し、ムツも出始めたとか。風が静かになってきました。

ではでは。



2012.10.5 金曜日


水温が、2度下がって、21・5度になりました。
磯は、9:1で、メジナよりイサキが多いようですが、連休の堤防釣りは、どのような釣果があるか、楽しみですね。

■釣果は自己責任で(笑)
堤防釣りのお客さんからの、電話での問い合わせが、連休前に多く寄せられます。

「カンパチは、どこで、何時頃に釣れますか?」
「ルアーは何グラムで何色がいいですか?」

・・・・・・・ホント!この手の質問が多数(笑)。

以前、亡くなった父親が「魚に聞いてくれ!」と応えるのをそばで聞いていて、もっと丁寧に答えればいいのにと、思っていましたが。
私は、
「回遊魚だから、いつ・どこに現れるかわかりませんよ。しかも、堤防に寄って来なければ、届きませんよ」
と答えますが。
何度も食い下がられると、父親のように「釣堀じゃあないんですから・・・・・・」と言ってしまいます(笑)

「うちも釣具屋ですから、お客さんに何グラムで何色と教えたら、商売にならないです。東京で買って来てしまうではないですか。」
と。
そうすると
「このおばさん、性格悪い!」
と。
私も、確かに良い性格とは思いませんが、面と向かって店のカウンター越し言われた時は、固まってしまいましたよ。
意地悪せずに、情報は発信しますが、お店の事情もわかって欲しいです。

「釣れなかったよ!」とにらまないで、釣果は、自己責任でお願いいたします(笑)

心豊かに、ゆったりと、のんびりと、自然と戯れてください。




2012.10.4 木曜日 食べる分だけ釣る

台風19号が、通過中ですが、大島はたいしたことありません。
昨夕は、風の中、ぎりぎりまで、岡田桟橋では、たかべ狙いの釣り人も。

晩酌に、たかべのセゴシが良いのだそうです。 私は、邪道かもしれませんが、たかべのフライが美味しいと思います。たかべの身は、柔らかいですが、鯵のような臭みがまったくなく、好きです。

島の釣り人のセンスでも、私は、「食べる分だけ釣る」・・・・・・が好きです。
ライフスタイルにも通じることですが。元町桟橋は、工事で出張に来ている若者達が、「仕事が終わると暇で暇で、島での過ごし方わからない。とりあえず、釣り(笑)!」と言って、にわか釣り人になります。

昨日も「何だかわからないから、おばさん、見てみて」と、スマホを差し出します(笑)
ここのところ、魚種で多いのが、ハマフエフキの子供とオキナヒメジとオジサンです。
「食べられますよ。」と教えると、宿にお持ち帰りする方も。
オキナヒメジは、捌くときに、ヌルヌルしてやりにくいと、うちの母親が言いますが、煮付けが美味しいです。

「今年の冬は、釣り目的で、島に来ます。」と言う、若者の言葉が嬉しいです。

2012.10.2火曜日 台風一過、ジャミシマとソーダカツオ

台風一過、まだ少しうねりはありますが、 元町桟橋は穏やかです。朝方に大型カンパチがあがったそうです。昼は、のんびりと、時たま来るソーダカツオを待っているという感じでした。

岡田桟橋は、ジャミシマ(30cmくらいのシマアジ)とソーダカツオがボチボチというところです。

■釣り人を裏切らない大島の海
波浮桟橋の地元釣り人が、ここのところ岡田桟橋に「定住」しているそうです。マア、仲良く釣りをいたしましょう。
水温が、高いので、えさとりも多いとのこと。なかなか下がりませんね。
大型台風の後は、都道路への、倒木のチェックで大忙しなのが、都・土木課の方々です。各桟橋も、都の管轄なんですよね。

最近では、大島も高齢者世帯が多くなり、立木や果樹木の手入れが思うようにならなくなっているんだと思います。道路を塞ぎぎみの立木も、よく見受けられます。
昔は、夏みかん・はっさく・びわなどを、セメント袋一杯いただいたものです。今は、あとの世代が、管理を敬遠して、その木が原生林化?しているようです。

大島は都の財源により、都道はきれいです。(町道は、大変なものですが)都の職員が、見回っているからですね。人の足が入らないような原生林もたくさんあります。しかし、この緑の豊かさこそが、海の栄養源なんですよね。
まだまだ、地磯・桟橋からの釣人を裏切らない大島の海があるわけです。

■イムジン河
以前、韓国の38度線の板門店から、イムジン河を眺めたことがあります。
河の向こう側の山は、茶色の禿山でした。
寒い冬の暖をとるために、個々人が、伐採してしまったのでしょう。わずかに残る緑の所は、軍の施設です。
およそ、小魚も泳いでいないだろうなという茶色の川です。

昔は、望郷の念は別にしても、「イムジン河、水清く、とうとうと流るる」と清らかな川だったのでしょう。同じ茶色の川でも、インドのガンジス川は、生活を感じられる川でしたから、そこも違います。
緑のない所に、栄養豊かな川の流れもないのだと思います。
大島は、川がありません。 昔、江戸幕府に収めた年貢は、米の代わりに薪でした。大変な思いをしたのだと想像できます。

いまや、原生林化した樹木を、猿やりすが自由奔放に喜んで食べているようです。(笑)
磯で釣りをしていると、キョンやキジにも出くわしますよね。そのうちに、人口8500人よりも、猿・りす・いたち・からす・きょんのほうが、多くなるかも+++++。

2012.9.30日曜日 台風17号接近!

■台風17号接近!
今夕にも、台風17号が、大島にまともに来るという事で、島内放送が注意を呼びかけています。
釣り人や、サイクリングの方達も昼の大型船で帰路に着きます。ぎりぎりまで岡田桟橋で竿を出す人もいますが、警察パトロールで荒れてきたら、警告を受けるようになります。

■インド、祈りの海
まだ、穏やかな朝ですが、店番をしながら、書いていきます。
16年前になりますが、インドへバックパッカーまがいの格好で半月間行った事がありました。(45歳でしたから、結構な体力・気力があったものです。10キロのリュックを背負って行きましたから)

ベンガル湾をのぞむ、マドラス(今はチェンナイと呼ぶそうです)の海辺に行きました。ちょうど、クリスマス休暇で(インドは宗教に寛容なところがあって、ヒンズー教以外のキリスト様も祝っていました。)そこには、数千の人々が、水とたわむれていました!そして、祈っていました。

家族連れ・恋人達が穏やかに、静かに海を見つめていました。サリーの裾を海水に浸しながら立ちすくむ姿は、神々しく、心が洗われるようでした。日本の海水浴とは違って、そこはやはり、聖なるガンジス川からの水が行き着いたところのベンガル湾なのでしょう。宗教的な祈りの場である海なんでしょうね。

■サメが沖に
浜辺の屋台では、メッキに似た魚を焼いていました。沖にはサメが背びれを出して泳いでいたので、小船の漁師は大変だなと思いました。(大島でも、サメに悩まされ、キレてしまった漁師さんが、店に駆け込んできます。ホントにキレて、鼻息が荒かったです。「退治してやる!」と。)

なんだか、まとまらなくなって来ました。(笑)
このまま、サメ談義にいきそうです。(笑)
台風を待つ、まったりしたひとときの、昔話になってしまいました。
悪しからず****。




2012.9.29土曜日 カツオとカンパチ狙い

■カツオとカンパチ狙い
台風の谷間か、嵐の前の静けさか、ビックリの秋晴れです。

朝から、花火があがり、運動会決行の合図です。どういうわけか、運動会・体育祭だけは、島内放送ではなく花火なんですよね(笑)
今朝も、二組の親子釣り人が、大島釣行を決行し、東京から夜船でみえました。私としても台風で釣りにならないのではと心配し、昨日、電話をしたのですが、「行きます!」との元気な回答。堤防に入られました。

各堤防は、やはりソーダカツオ(本心はスマカツオ)とカンパチ狙いです。

元町桟橋では、結構、型の良いカツオがあがっています。ユミズノの大きいのを仕入れてくれないかと、お年寄り釣り人は、言ってきますがお店としては在庫を抱えたくないので、5cmのユミズノで我慢して欲しいのですが(笑)、大きすぎてバラしてしまうのだそうです。
ジグでもミノーでもかかります。この辺は、プライドの問題でしょうか?ユミズノは使用せずに、ジグを手にする「若い?釣り人」も多いです。
夕方からは、アジとサバがかかりますが、数的には、アジのほうが多いようです。
棚が浅ければ、サバですが「なんだあ、サバばっかりかよー」と言う声を耳にしますが、確かに、足が早いから敬遠する方が多いのでしょうか。
脂がのっていて、捌くと身が割れるほどですが、竜田揚げにすればおいしくいただけます。わたしは、自己流燻製にもします。
生姜醤油と気休めにバルサミコを入れて漬け、これまた、テキトーな時間をおいてから、フライパンにアルミをひき紅茶と砂糖で、燻製風にします。結構、いただけます。

■安東サバ
以前から気になっていた、釜山の国内空港で見かけた「安東サバ」を一度たべてみたくて、昨年、安東に行きました。
もちろん、それのみが目的で、4時間半も汽車に揺られて行ったのではなく、伝統家屋に泊する(ヨン様と同じ部屋に!)ためでしたが(笑)

安東は内陸だから、釜山でとれたサバを少し熟成させてから塩をし、安東(アントン)まで運んでくるうちに、ほど良い塩加減と熟成度になるそうです。
食べてみましたら、日本の塩サバとは少し違って、やはりうまみは感じました。一緒に行った友達は「普通ー?」と言ってましたが、私的には、「一度は、食べてみたいアントンサバ」に、納得しましたあ(笑)

今が旬なんですから、皆さん、うまく絞めて、美味しくサバもいただきましょう。

■元町桟橋の水温は23.5度
本日の元町桟橋の水温は23.5度です。
大型台風の後には、少し下がるのでしょうか?海の中が攪拌されて、良い釣りができるでしょうか?どこまでも、夢想してしまい欲が深いですね。

2012.9.25火曜日「80cmのアオブダイ」

今朝方の元町桟橋は、北東の風が強く、釣り師も「静かな堤防ありませんか?」と、聞いて来るんですが、なかなか風が強く島をまわってしまうと元町桟橋で、我慢してもらうしかありません。今朝も、良型のスマガツオがあがったそうです。この方たちは、スマ狙いで竿を出しているので、立派だと思います。水温が高いので、エサトリも多く、工夫が必要なようです。

岡田桟橋も、水温が高いせいか、アイゴ・ハリセンボンに悩まされているという、おじいさんも見えました。でも、めげずに毎日、竿を出しているので敬服します。

今日も、ここでは、コロダイがあがっています。2~3日前にも80cm位のコロダイが。大型のコロダイは、刺身と煮付けがおいしいそうです。特に、煮付けは「兜煮の脂」が、たまらなくおいしいとか。
今年の一月に、ヨコブチの磯でコロダイを釣った常連さんは、魚種名の最終判断に迷いつつも、コロダイと判定し、宿でお刺身にしてもらって食べたら、美味しかったと言ってました。

先日も、80cmくらいのアオブダイを、島の若者があげました。私のアオブダイの印象は、40年位前に、沖縄のお寿司屋さんの水槽を泳いでいた30cmくらいの物で、大島で赤っぽいブダイしか見た事がなかったので、目がまん丸でした。「寿司ネタなんだー!」と。
だから、沖縄のような、南国の魚だと思っていたら、老魚だと80cmにもなるとか。中部以南の熱帯性の魚で、珊瑚が好物らしい。
そういえば、ダイバーが大島にも珊瑚は見えると言ってました。以前、アベックが店に来て、自宅の水槽に入れる熱帯魚をすくいに来ましたと。

ペットショップで買うと高いからと(笑)それだけ水温が上がっているということですね。ちなみに、80cmのアオブダイを釣り上げた若者が、食したところ「うまくなかったー!」と。

2012.9.23日曜日「水温高く、まれにスマガツオ」

水温はまだ24度もあります。元町桟橋では、早朝から、ルアーを投げて、カンパチ・ソーダカツオなどの青物狙いであがっています。
まれに、スマガツオがあがり、「何かわからない魚が釣れました」と、当店に持参する若者もいます。みれば、それはモチモチとした食感で非常においしい(三ツ星の)スマガツオではありませんか!私が、魚辞典で説明しようとすると「おばさん!今は、ネットという便利なものがあるから、自分たちでしらべます」と。マアマアと制しながら、お節介にも辞典で確認してもらいます(笑)

私は、超魚好きではありませんが、マニアックに、ホン鰹・ソーダ鰹・スマ鰹の切り身を並べて、食べ比べたりします。その時にびっくりしたのが、スマの食感とおいしさが、私的にはダントツでした。その話を聞くと、若者たちは、発砲スチロールの容器と板氷で、丁寧にお持ち帰りします(笑)

岡田桟橋は、日中の暑さもあってか、夕刻からの、アジ・タカベです。タカベは小さいですが、アジの型はまずまずのようです。

元町桟橋の夜は、イサキと関西方面の型に人気のハマフエフキです。
波浮桟橋は、工事も終わり、ソーダカツオ狙いのジモティーが入っているそうです。

そういえば~ここのところ、オヤジのブログに、「海外に仕入れに」と書いたものだから、ジョークと感じつつも、お客さんが(恐る恐る)私に、「ダンナさんは、海外に仕入れにいかれるんですか?」のご質問が集中しました(笑)
せいぜい「江戸にしておけば」と言う、私の言う事を聞きません(笑) よく、島の年配の方は、東京に出かけることを「国に行って来る」と言います。
昔から、これはなんなんだろうなあ?と考える事がありました。沖縄の方が「外地」「本土」と表現するのと、歴史も違うしなーと。
大島も、戦後のドサクサまぎれの時に、小笠原・沖縄のようにならないように、独立宣言と大島憲法まで準備して日本から独立をしようとしていたのですから、気持ち的には・・・・・・・・・。
とまれ、「日本の釣り道具の技術はすごいんだから外国に仕入れに行くなんて、ありえねーだろ」と、オヤジはすましています。

島の外は「海外」ということで、寒くて、旧時代のジョークと思ってください。