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店主 拝

まるで真夏のような陽気。海が変わってしまっているよう
丸市おやじの「春夏秋冬」

2023.5.25 春 夏 秋 冬

 

<まるで真夏です!!>

 

 海が変わってしまっているようです。お客さんの話を聞けばきくほどそう感じました。

 「クチブトがまだ卵を持っている」「イサキが早くも腹パンパン」など、私の経験からすると信じられない話ばかりです。

 こうなったら自分で確かめるしかない!と、久しぶりに釣りに行ってきました。例年通り、梅雨イサキなどと暢気に構えていたら、旬を逃してしまうと感じたことも重い腰を上げさせた一因です。

 しかし、当日はまだ5月だというのにまるで真夏のような陽気です。コマセなどを車に積んでいただけで汗が流れだしてきました。南西の風が強く吹いていたため、磯に入るのを早々に断念して野増の桟橋へ向かいました。

 仕掛けを準備して、第一投が午後4時過ぎです。イサキ狙いにしては少し開始が早い気もしましたが、本番までに体をほぐすことを考えてこの時間からのスタートです。日没までにコマセも十分効くはずですし。

 

<ビビりました!!>

 
意外にも第二投目に中りが。合わせると、乗りました。なかなかの手応え。しかし、顔を見せたのは30㎝に満たないキンシチくんでした。それでも、悪い気はしません。日没まで、そこそこ楽しめるような気がしました。


①キンシチくん

 ところが、それからしばらくして、地震発生のエリアメールが入り、直後に防災無線からも強い揺れに備えてくださいとの放送が。慌てて仕掛けを回収し、何を考えているのかその場にしゃがんで強い揺れに備えていた私です。恥ずかしい限りです。

 大物の中りを待つようにドキドキしていましたが、大物の中りが来ないように揺れも感じることなく時間が過ぎました。現金なもので、やおら立ち上がって何事もなかったの如く平静を装った私です。誰も見ていないっていうのに、カッコウをつけてしまうビビりな私です。

 この出来事以降、付けエサがとられるばかりで中りが出ない状態が続きました。たまに中りが出ても、ウキが海面を横滑りするようなおかしなものばかりです。最後までエサ盗りの正体はわかりませんでしたが、たぶん小さなダツなんじゃないかと想像しています。

 

<思惑通りにイサキが、、、。>


②オヤビッチャくん


 日没直前に中りらしいあたりが出ましたが、正体はオヤビッチャくんでした。その後、ウキを点灯して本命のイサキくんの中りを待ちます。

 ウキを点灯して第一投目。思惑通りにイサキくんが顔を見せてくれました。思わず、ニヤリ。はやる気持ちをなだめつつ第二投。またしてもすぐに中りが。イサキくんです。一尾目よりもサイズup。今宵はイサキ祭りで大漁だ!!一人で大はしゃぎ。


③イサキくん

しかし、この早とちりが災いしたのか、なんとこの二尾目のイサキくんを釣り落としてしまう始末。これが運の尽き。その後、5連チャンで中りは出るものの、すべてスカ!!針がかりさせることができずに、チャンスタイム終了。ガックシです。

それから30分ほど中りが遠のきました。その間、自分でじぶんに悪態をついていた私です。ホント、厭きれてしまいます。しかし、それもつかの間。次の中りがすべてを吹き飛ばしていました。

イサキくんにしては強い引きです。顔を見せてくれたのは、クチブトくんでした。どおりで引きが強いわけです。40cmには届かない魚体ですが、おなかは膨らんでいます。卵か白子を持っていそうな体型です。ウ~んん、やっぱり海が変わっているんですね。複雑な気持ちになりました。


④クチブトくん


⑤ハタンポくん


⑥キンシチくん

その後、ハタンポくん、キンシチくんと続き、イサキくんはいずこ?!と考えていたところ、思いが通じたのか喰ってきてくれました、イサキくんが。しかも、良型で腹もパンパンなイサキくんです。

チャンスタイム再開か?!と思いきや、付けエサがマンマ残ってくるようになり、ゲームセットです。

海が変わっている。今回の釣行はそのことを実感させる結果となりました。梅雨イサキではなく、イサキは梅雨前の今が旬です。寒グレという言葉は通用しなくなってきているようです。年明けに、島のいたるところで行われていたメジナの産卵は、今や昔っていう感じです。

みなさんにはこうした現実を受け止めて、大島での釣りを楽しんでいただければと思います。

なお、イサキは数釣れます。私がヘボなだけですので安心してください。


⑦竹芝での島じまん


⑧見習いたい逞しさ

 

<理解できないのは私だけ??>

 

 広島でのサミットが終了して、岸田政権の支持率がアップしたそうです。そして、それを受けて衆議院の早期解散が取りざたされています。そんなことが許されていいんでしょうか。私には理解できない話です。

 そもそも、発表された「核軍縮に関するG7広島ビジョン」は、核兵器を絶対悪として否定するどころか、公然と核抑止を肯定したとんでもないものです。核抑止を肯定しておきながら、核のない世をどうやってつくっていこうとするのか。私にはさっぱりわかりません。

 こんな考えでは、北朝鮮が核兵器開発にのめりこんでいる現状を批判などできるはずがありません。むしろ、核抑止力を持ちたいと思うのは、理解できるといっているのに等しいといえるのではないでしょうか。

 力による現状変更は認められない。あくまで話し合いで事態の解決を。そう言っておきながら、せっせと軍拡に突き進む岸田さん。矛盾を感じないんでしょうか。

 岸田さんは、宏池会創設者の池田さんより長く首相の座にいたいらしいようですが、そうした発想が私にはさっぱり理解できません。どれだけ続けるかではなく、何をやりたいのかが大事なことではないでしょうか。

 私には岸田さんが公より私を優先しているようにしか見えません。そんな岸田さんだからこそ、首相公邸を私物化したようなふるまいを息子がしてしまうのではないでしょうか。そもそも、世襲を当たり前だと考えている政治家が多いのが問題なんでしょうけど。

 ましてや、総理大臣による恣意的な衆議院の解散など憲法違反の暴挙でしかありません。そんなことをする暇とお金があるならば、やるべきこと、しなければならないことがほかに山ほどあると思うのは私だけではないはずです。

丸市おやじの「春夏秋冬」