釣り場紹介⑮ 千波・荷積場
潮通し良く魚影の濃い漁場
マグロ・カンパチ・ヒラマサなどが数多く回遊
千波崎周辺は潮通しが良く、潮目ともなっているので島の中でも超がつくほどの漁場となっている。
最近、漁師さんや船釣りをする人から聞く話でも、千波崎周辺にしか魚がいないぐらいに、魚影が濃いそうだ。
マグロをはじめとして、カンパチ・ヒラマサなども数多く回遊しているため、いつも多くの遊漁船でにぎわっている。
その千波崎の根元南側に存在しているのが、船揚場・荷積場・横磯などの一級磯である。
私自身は、寒のメジナの時期に良く通った磯のひとつである。
メジナの魚影は濃く、クチブトはもちろんオナガの良型も良く釣れる場所である。足下からサラシが大きく広がり、“メジナはサラシを釣れ!”の格言を実感させてくれる釣場である。
メジナのほかには、ブダイも良型が良く釣れる。また、ハンバのでる時期にはブダイだけでなく、3~5㎏のササヨが喰ってくる。
夏の時期にこの場所に入ったのは今回が初めてだが、イサキも数釣れることは間違いない。
日中には、海面を青物が数多くボイルしていたから、ルアーで青物を狙ってみても数釣りを楽しめそうだ。
5号のハリスを簡単に切っていく魚も現れる場所なので、大物狙いで入るのも楽しいかもしれない。
事実、ここはイシダイの実績も高く、過去にはモロコも釣られている。
試してみたいのは、カゴ釣りでの良型の青物狙いだろう。これは、漁師さんや船釣りをしている方のお薦めだ。
青物狙いの場合は、オキアミを絞って水分を飛ばして海面下を漂わせるぐらいにして、魚を浮かせて釣るのがひとつの有効な方法だろう。
ひょっとしたら、夢の大物を手にすることができるかもしれない。
各自のターゲットを絞って、チャレンジして欲しい。
また、いつものことだが、足場が低い釣り場なのでウネリには充分注意して、安全第一の釣行を心掛けてください。