釣り場紹介⑲ 千波崎=ナノマ&平床(ひらとこ)
超一級磯の名にふさわしい実績!
メジナ(上物場)のナノマ、イシダイ・ブダイ(底物場)の平床
大島でも黒潮の影響を最も大きく受けるのが、この千波崎だ。そのため、魚影が濃いのはいうまでも無く、魚種も豊富だ。
利島方向へ二等辺三角形のように伸びる千波崎の南側に位置する釣り座が“ナノマ”で、北側に位置する釣り座が“平床”だ。
ナノマはどちらかといえばメジナをはじめとする上物場としての実績が高く、平床はイシダイやブダイなどの底物場としての実績が高い。
私自身、大島で初めてメジナの40cmオーバーの数釣りを体験したのがナノマでのことだ。
最初に釣れた一尾と判を押したような良型のメジナが、文字通り入れ喰い状態になり、瞬く間に二桁を超えたその時の感動は、今でも忘れることはできない。
その経験があったためか、その後もナノマではハズレの無い満足する釣果をあげてきた。
その反面、平床では残念ながら私自身は苦戦している。メジナではなく、何故かアイゴやサンノジなどの猛攻にあってしまうことが多かった。
しかし、イシダイやブダイなどの実績は高く、モロコのメーターオバーも数多く出ている一級磯であることに間違いはない。
近年では、千波崎沖は“マグロ狙いの漁船”で賑わいを見せている。
また、先月(’13.2)にはマダイが大漁だったという話を地元の漁師さんに伺ったばかりだ。
さらに、風が強い日でもナノマか平床のいずれかで竿が出せるということも、千波崎の強みといえるだろう。
いずれにしても、名実共に大島の超一級磯と呼ぶのにふさわしい釣り場であることに間違いはない。
自己の記録更新の夢を持って、通って欲しい釣り場である。
なお、ナノマは潮の干満によっては離れ磯になってしまうので、事前に潮時を調べて事故の無いようにくれぐれも注意して、釣行に臨んで下さい。
ライフジャケットをはじめとした安全装備を忘れずに、安全第一の釣行を心掛けて下さい。
千波崎=ナノマ&平床に至る道と釣り場風景