2014.7.30 「こんなにアオリが釣れるとは」「イサキ、鯵・サバも普通に釣れる!」
今朝もギンギンに暑いです。風が吹いていないので、不快指数大です。
風が吹いたら吹いたで、このあたりは、被災してむき出しになった宅地跡からの砂塵が吹き付けてきます。
拭いても拭いてもきりがなく、完全に諦めの境地です。朝から、氷を買いに来るお客さんが多いです。
イサキが磯・堤防で釣れており、鯵・サバもあげて、かなりの満足感のようです。
最近は、工事で来ている若手作業員の方々が、アオリイカをやっていて「こんなに、アオリが釣れるとは想像もしていなかった!」とびっくりしていました。
イサキやサバも「普通に釣れる!」と中年作業員の方々も顔なじみになってきました。
昼休みにエサを購入して、夜釣りに備えているんですが、皆さんタフマンだなと思います。
作業監督が氷を買いに見えますが、熱中症対策のためで、本当に大変そうです。
「熱中症に気をつけないとね」と言うと
「あ~、もうなったなった!全身の筋肉が動かなくなったと思ったら、意識を失ったよ」と言ってました。
それでも、夜釣りが気分転換になっているから島での工事はグッドなんだそうです(笑)。
今朝の大型船もお客さんで一杯だったようです。
東京都の補助で、宿での1泊について1人3000円(2泊迄)の補助と観光復興買物券もあるので、かなりのお得です。
家族連れや学生さん達も「買物券で、まかなえちゃうよ!」と言いながら仕掛けやエサを買っていきました。
宿泊補助は来年の3月まであるそうですので、皆さん、スケジュールを組んでください(笑)。
先日出された『大島町復興計画素案』に対するパブリックコメントが8月13日まで行われています。
原発の再稼働に対してもこの政治手法がとられていますが、まあ、いろいろと考える事が多い手法です(笑)。
私のところに寄せられる被災者からの質問は具体的な問題が多いです。
「土石流で隣との境がわからなくなった。役場に土地の境を測量してもらえるのか?と聞いたら、自分で金を払ってやれと言われた。
どうしたらいい?」と。
これに対しては「災害後の地籍復元・測量は、市町村がやると国が定めているから、自分でお金を払って測量を依頼する必要はないから、待っていればいいですよ」と答えました。
被災現場・被災者が日々直面している問題は切実な問題です。スピードアップしなければ、隣のお宅との起きなくてもいいトラブルが起きてしまいます。
災害をきっかけにして支えあい、励ましあい、強い絆もできました。失ったものはとても大きいけれども、そのかわりに得たものはもっと大きかったと、時々、被災仲間と話しています(笑)。
明日は、元町地区復興の分科会が開かれます。
毎回、何らかの前向きな話しが出るのではないかと、皆さんは頑張って出席し続けています。
その感覚を肌身で感じているかいないかで、信頼関係の形成もできてくるのではないでしょうか?
今日も、1日頑張ります!