■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2014.10.4 台風近し、早めに釣行可否の連絡を。「勇気ある決断」をお願いします。

台風18号が、月曜日には大島をも直撃しそうな予報です。それでもギリギリ、今日も朝から釣人が見えています。明日の昼までに撤退する計画なんだと思いますが、ホント!ギリギリの選択ですね。

まだ、風は吹いていませんし、今日一日は雨もなんとか降らないみたいです。

昨日から釣りに来ている方達は、まだ五目釣り状態の様子。

ショッパチ・イサキ・サバ・アジ・小メジナ・ジャミシマ・ムツ。夜はフエフキ・アカハタですかね。

今朝も餌の補充にみえたお客さんが

「実際、今は何が釣れているんですか?」

と聞いてきましたが

「五目ですよ。ショッパチ・イサキ・アジ・・・・・」と答えると

「ああ、やっぱ、それでいいんだあ」と(笑)。

「でかいフグも釣れちゃって、みんなで大笑いですよ~」と。

「五目でいいんだあ」と、そもそも何を狙ってみえたのかわかりませんが、とまれ楽しそうでしたのでOKなんじゃないかなと(笑)私も穏やかな気分になりました。

来週は連休ですが、台風19号も生まれて来そうなので、気象情報を検討して早めに釣行可否の連絡を下さい。

ドタキャンは、お客さんの協力もあって、あまりありませんが、「勇気ある決断」を早めにお願いします。

昨晩は、御神火スカイラインの登り口にあるU字溝を都道下のうちの前を通る土管につなげる工事を都・土木課がやってくれました。

台風に備えての突貫工事で、排水問題の解決の1つとして、住民の被災後の不安解消に応えてくれるものとして実行してくれました。

実際、今度の台風18号は、昨年の26号と同じようなコースのようですし、これが秋雨前線とどう影響し合うのか、被災住民としては何日も前から「来そうだね。」「怖いね」「今度は直撃かな」「避難しなければならないかな」とトラウマ状態です。

東電下で家屋が全壊したにもかかわらず、ちょっとした偶然で生き延びることができた若いご夫婦は、2方向から水が来て渦まいていたと証言していますし、奥さんは首まで渦に巻き込まれながら、旦那さんの片手懸垂で引き揚げられたと奇跡の生還話をしていました。

この2方向からの水の1つが、御神火スカイラインからの水でしたから、昨晩の夜間工事を急いでやってくれた事には、本当に感謝です。

最近読んだ本(『ドキュメント豪雨災害―そのとき人は何を見るか』 岩波新書)には、「災害というものは本来、被災した側から調べるべきもの」とありました。人的被害があった場所からたどっていく調査こそが必要とされると。

「つまり役所や学者が行う調査の多くは河川水理学、河川水文学の調査にすぎないところがあるんです。雨の量や川の流量ばかりを気にして、被害を受けた地面ではなく空から災害を調べていくんですね。そうした調べ方に偏ってしまうと、豪雨の激しさだけが災害の原因とされてしまいがちです。この雨の降り方は200年に一度だった、1000年に一度だった、という話になって、なんとなくやむを得ない災害だった、仕方がなかったという雰囲気が形成されていってしまう。対応する行政はそう思いたいだろうけど、社会現象として災害を理解すれば全くその見え方は変わってくるのです」
と。

「土地の履歴こそが水害の本質」と最近の都内の冠水問題についても検証されてきましたが、被災住民の証言と年配者の証言から、復旧・復興の工事を低予算ですることもできるのではないかと思いました。

災害直後の異例の速さで国土交通省は、御神火スカイラインの復旧(原状回復)に30億円の予算を決定しました。

町も「復興のシンボルにする」と飛びつきましたが、この仕組みにも疑問はもっています。

町の管理職が「お金さえあれば、りっぱな道路をいくらでも作ってさしあげますよ」という交渉過程での言動が脳裏から消えることはありません。

今回の都の土木課の職員さん達の台風到来2日前の工事に、「寄り添うハート」を感じています。

大金沢のボーリング調査も今月から始まっています。

9月には沢拡張のタイムテーブルを出してくれるという事でしたが、遅れているのでしょう。じっと待っています。

まだ、話し合いも始まってもいないのに、いろいろと噂話が飛び交っていますが、うちらは、被災住民との公式な話し合いの場がもたれるまでは、待っています。

憶測で噂話をされることは、まあ島特有の「文化」だからいたしかたがないとしても、首長がマスコミにペラペラとおしゃべりする事には、怒りを禁じえません。

今週の月曜日のニュースで「6割の被災住民が、同じ場所で生活再建を望んでいる。土地を売りたい人には買取も」と町長が話していたということを聞きました。

私は、被災1年後の16日にオープンする2軒の飲食店の店主らとうちで激励の飲み会をやっていたので、視聴していないんですが、沢回りの被災住民との話し合いもしていないうちから、このような事を頭ごなしに発信する首長のセンスは理解不能です。

正式に住民に提示もされていないのに「土地を売りたい人には買取も」なる首長発言をTVで発信する軽率さにはあきれはててしまいます。

なんじゃい!!です。まったくう!!口が軽いのか自己顕示欲が強いのか、行政的技量の問題なのか、人の器の問題なのか。

またまた、つぶやいているうちに怒りが込み上げてきたので、この辺にしときます。

悪しからず。