■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2014.1.21 生き延びた私たちがやるべきことをやっていく

週末の釣果は、赤岩で46センチの口太を上げたという、数年ぶりに大島に見えたかつての常連さんの報告がありました。

仕事の都合で来れなくなっていたようですが、今回は「リハビリ釣り」(?笑)の第1回目で、帰りは相当、足腰にダメージを受けたようです。

以前のような隔週大島釣行というペースは無理にしても、健康のためにもこれからは通って来てください。

災害後の店周辺の変化にビックリしていましたが、うちらの無事に「良かったよ~!」と何度もおっしゃってくれていて、あらためて自分たちの命の存続が紙一重だったんだと再認識してしまいました。

実際、被災者の会事務局メンバーも、生死が紙一重だった面々です。

最近になって、やっと夜中に目が覚めなくなったという方が殆んどです。

あの夜の1時~3時頃に、各々がどういう状況だったのか、どう生き延びたのかという事を話したり聞いたりしていますが、ほんの偶然や鉄柱1本で土砂の流れが変わって助かったとか、柱2本で2階の倒壊が免れたとか、泣き笑いの状況を店の片隅で話しています。

吹き抜けの2階から、家の中を濁流が流れていくのをぼう然と眺めていたという恐怖の時間を、共有することはできなくても、その心境に心を寄せて共に耐え抜いて頑張ることはできると思います。

ほんの偶然と奇跡で生き延びた私たちが、この災害からの復興と生活再建、島の新たな再生のために、じっくりと腰を据えてやるべきことをやって行く必要があると感じます。

昨日の定休日にも、弘法浜・地引浜を見てまわりましたが、かつての海水浴場の面影はなく、岩場がかなりの部分で見えなくなっていました。

それだけ土砂が流れ込んだままになっているという事だと思います。
地引浜は海の色が茶色くなっていました。

都の建設局の方々が視察していましたが、どういう方針で浜をいじるのでしょうか? 大金沢から弘法浜への出口にあたる所は、大きな水溜りができていて海に到達していないように見えました。

島の業者が作業に入っていましたが、どういう展望をもって作業しているのか気になります。

うちの店から波浮寄りに東京電力がありますが、そこの事務所は土砂が流れ込み「2階に逃げた。こんな怖い思いをしたのは生まれて初めて」という場所でした。

その斜め前の御神火スカイラインの登り口には、今年8月着工予定の教員住宅建設の看板があります。

先日、その場所に草刈と測量が入ったようなので、ビックリもし、又、不気味にも感じました。

東電下の家々は全壊し流されてしまっています。大きな土嚢が3ケ月も積まれたままの現況です。

たまたま今回は「山津波」の流れから外れたようにしか思えない場所に都は地下1階地上3階の教員住宅建設を強行するのでしょうか?施工主は猪瀬元都知事の名前になっていますが。

自分のお金でだったら、今のこの時点で家を建てるでしょうか?と単純に思いますが。どうなんでしょう?

安全かどうかの調査も始まっていないのに、八重沢の近くに建設を強行するのでしょうか?そこに住まわせられる教員の方々の安全・安心は置いてきぼりなんでしょうか?単純で素朴な疑問なんです。

ポピュリズムがどうのこうのと言う以前の問題だと思います。

ここのところ、都道の植木にも手がかけられ始めています。
椿祭りのための環境整備なんでしょうか?抜本的な対策をスルーして小手先の工事に税金を使っているように思えてなりません。

元町橋周辺や大金沢の周辺はシリアの爆撃された状況とダブリます。

釣りに見えたお客さんも昨年から2回目~3回目の釣行になって来ているので「まだまだ、何も変わってないですね」と言ってます。

全壊のお宅の解体も6月頃より始めるらしいですが、それまでこの風景は変化なしということです。

まずは見た目よりも安全対策ですが、自己判断で避難するしかないとは・・・・・・。

本当に不安です。

落ちそうな山の土砂をダイナマイトで吹き飛ばしたいねと、ついつい言ってしまいます。

いろんな英知を寄せ集めてやってほしいです。

有能な首長を期限限定でパラシュート降下してもらいたいです。

そんなこんなをおしゃべりして気を紛らわせています。

福島は、東京で8人の人材募集をしましたよね。

新規事業案を出せる人、被災観光地の復興案を出せる人、家再建・町造りのエキスパート、とか月17万と住居保障の3年限定で。

もっと頭を柔らかくして、支援を受容するふところの深さも求められていると思います。

「まだボランティアはいるの?」とうちがキャンプになっているので、聞いてくる方が増えました。

長根浜の流木とがれき処理に交通費をかけて年休を取って、日々奮闘してくれているではないですか。

今後は町・都の許可も下りて、弘法浜・地引浜の捜索と瓦礫出しをしてくれる予定です。

「まだいるの?」に「なんで?」と聞き返したくなりますが、もっと浜や山の現状を見て欲しいです。

もっと人を見て欲しいです。

被災したがゆえに人として研ぎ澄まされるものがあるでしょうが。

・・・・・・朝からヒートアップしそうなんで抑えておきます。(笑)