2013.9.6 金曜日 ネットの怖さと違和感
9月の2回の連休を前に、
「15~16日には何がつれますか?」
「去年はワラサを釣りましたが、今年はどうですか?」
「22~23日に行きますが何が釣れるのでしょうか?」
との問い合わせ電話が、日に何度も入っています。
そこで、お答えします。
基本的には、今と変わっていないと思います。
水温はさほど下がっていないですし、今年は全国的にも報道されているように、水温が高いために、漁獲量や獲れる魚種にも各地で異変が起きています。報道にもあったように、大島でも例年に比べて堤防でのアジは大漁までいかないですし、それも単発的です。
ソーダカツオも毎日釣れるという情況ではないし、「止まってしまった」という日もあります。
3キロクラスのカンパチも、岡田・元町桟橋でたまに上がっていますが、島の『毎日が釣り』という方達が活あじであげている程度です。
今、計ってきた水温は27度ですから、この情況は続くと思います。
それでも、台風が1つ通過するたびに海も変化していくでしょうから、ここで私が確定するのも無理な話です。
去年、メジマグロやカンパチを東京から来てルアーであげた方達も、その感触をもって来られるのでしょうが、何年も釣りをしている方なら、わかると思いますが、「今日は、生体反応なし」「今日は、あそんでやった」というようなシャレで遊んだ方がベターなんじゃあないかと思います。
それと、毎日のように
「針は何号を持って行けばいいですか?」
「ハリスは何号がいいですか?」
という電話も連日あります。
「何を釣りたいんですか?」
「どういう釣りをしたいんですか?」
から私との問答が始まります。
ここのところの「つぶやき」が減ってしまったのも、ネットの怖さを感じたという面と、違和感を感じたという面があります。気力を奮い立たせて頑張りますが、どうしてこんな質問ばかりが毎日来るのかと、相手の深層心理とネット時代を読み取りたくもなってきています。
うちの人が「なんでもお答えしますって、ブログに載せているから来るんだよ」と言ってましたが、接客中にも1から
「釣りとはなんじゃい?」
「針はどう選定するか?」
から答えねばならず、どうしようかと悩んじゃいます。
最近、定年で島に移住してきて初めて釣りを覚えるという方が見えましたが、「これから、本も買って釣りを勉強しようかと思っています」という、アプローチの仕方も有りだと思います。
練習用の安い竿とデビュー用の竿の2本買って行きましたが、スタンスに好感がもてました(笑)
針とハリスの結び方も練習すると言って、パーツで購入されてました。
ネットから釣りに入門するのも有りだとは思いますが、もっとご自分で考えるほうが、つりの奥深さを感じられるのでは?と思います。
ネットだけだと、皆の頭の中が同じになってしまうし、一方的な面もあるし、側面だけを切り取っているだけの面もありますし。
しばらく前に、大島出身の作詞家=宮川哲夫氏をネットで見ていたら、その紹介の文章そのままを転載して、「大島の旅の感動」をブログに書いていた方がいました。転載の文章・引用の文章の量が7割?と感じたので、違和感を覚えましたが、ネットって難しいですよね。
数々の名曲の作詞を1クリックで読むこともできるけども、その詩を何度も何度も読んで、その時代・背景・心情までに思いを巡らす時間の長さは、本よりは少ないかも知れませんね。
昨日も安倍さんが言ってましたが、「ワンフレーズで言い切るほうがいい」と。小泉さんもそうでしたから学んでいるんでしょう。
アルゼンチンでのオリンピック招致にどんなワンフレーズが出て来るか見ものです。汚染水問題で世界にどう発信するか見ものです。
最近、古い本を読んでいたら「自主憲法制定・大アジア主義」の路線は、彼のお祖父さんである岸信介氏の路線そのものですよね。何も変わっていません。前にも書きましたが、どうしても安倍さんのコアの部分がこれなんじゃあないかと。
ワンフレーズで
「世界一安全な日本の原発」
「世界一の原発技術をもつ日本」
と泳いだ目で発信した彼の「人間力」って研究したくなります(笑)
釣りの話からそれましたが、ワンクリックからワンフレーズに飛んでしまいました(笑)