■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2013.5.21 火曜日 「首相動静」を丹念に読むおばんです

イサキがいい感じになってきたようです。野田浜・マンタテの夜釣りで32cm~38cmでタマゴを持っていて、脂も乗っているとのこと。良型を10匹上げたとのことです。

ジナイの磯では、オナガが好調だそうです。

今朝は某堤防でヒラメ3キロ~6キロを2匹ゲットとの報告もありました。

夜の岡田桟橋では、結構大きいアジとタカベが釣れているようで、バケ作りの針やスキンを購入しに来る方が増えました。

野増・波浮桟橋のにぎわいは豆アジということもありますが、仕掛けを見ればシマアジ?という方も入っていると思います(笑)魚屋のショーケースをのぞくと、シマアジ・地物マグロ・イサキ・アジ・カンパチの刺身が目に付きます。タカベを塩焼き・煮つけに丸太で買っていく方も多いようです。

ここ何週間も、連れ合いのお持ち帰りがなく、全部リリースして来るので

「友達にワインのお礼に送りたいから、イサキを釣って来て」

と依頼したらさっそく「今日行く!」と言われっちゃって・・・・・・・・。

午後から一人店番の羽目に!(昨日が定休日にもかかわらず、雨だったので、権利行使のつもり?みたいです)


以前、新聞フェチ?の話を書きましたが、チェックで気にしている欄の一つに「首相動静」があります。
昨日の安倍さんは共同通信の社長や関西電力会長と会っています。少し前だと、読売新聞の彼だとか日テレ社長と会っていたのですが、国民栄誉賞の関係かと思っていたのですが、その後も結構会っているんですよねえ。

小さな島の小さな釣り具屋のおばんが、一国の首相の動静を毎日チェックしていること事態、笑える構図だとは思うんですが、超・気になるんですよね~。その後の安倍さんの発言に影響がモロに出てくるんですよねえ。

結構、マスコミ関係者とお会いしている。電力関係者ともしかり。見方を変えれば、偏りがかなりあると思えます。上滑りなアベノミクスをもてはやす風潮のテレビ局の違いも、微妙にありますよね。コメンテーターの人選にも影響されるんでしょうが、うかれているテレビ局も有りですね。

橋下さんも、「みんなの党は選挙が基準だと」反論してましたが、ご自分だって関東に弱いから石原氏と一緒になった訳だし・・・・ああ言えばこう言う彼のスタイルが、ご自身の歴史認識(イデオロギーと言ってもいいかもしれない)と人権感覚の脆弱性をますますさらけ出してしまってると思います。

最初の彼の会見を見た時、何を言っているのかわからなかったのですが、在沖米軍に風俗を使えと勧めたとの得意げな顔と結びついた瞬間に嫌悪感を抱きました。今はいろいろと言い訳をしていますが、あの得意げな、してやったりの顔つきと記者にどうだと言わんばかりの(その時はまったくの無自覚だったと思う)言葉に誤解はありません。

私は、20代の頃にドキュメント「沖縄のハルモ二~証言・従軍慰安婦」を見たり、本で読んでいたりしていたのですが、まだその当時は、韓国も圧政をひかれていたので、日本での慰安婦の証言や支える運動の方が韓国よりも強かった記憶があります。韓国で従軍慰安婦が名乗り始めるのが、この映画公開の20年後ですから。

1960年代後半~1980年代は、日本の女性も侵略の歴史を自らの問題として受け止めてアジアの女性達と連帯して行くという運動が様々な方面から取り組まれていたと思います。

高市氏が言うような

「その時、私は生まれていなかったから責任はとれない」

なんていう女性は戦後教育を受けていたならば少数派であったと思いますし、松下政経塾生の歴史観と世界観に誤りがあると言えます。出身者は与野党問わずに、この点は一貫して弱いですよね。

20年以上前に私は、1919年3月1日に朝鮮独立宣言文を宗教人が読み上げたソウル市内のパゴダ公園に行ってみました。3・1マンセイ運動が始まった公園です。

「ああ、ここが本で読んだパコダ公園かあ」

「この八角堂に立って宣言文を読み上げたのか」

なんて見ていたら、それまで囲碁やらを打ったり、おしゃべりをしていた老人達が、胸からプラカードを下げて叫んでいた老人を先頭に、私を取り囲もうとしているのに気が付きました。「危ない気配」がしたので、走らずに退散しましたが、それも3・1運動以降に日本がやった血の弾圧と植民地支配をおもえば仕方のないことだと思います。


アウシュビッツ強制収容所(1)
どれだけ長い間、受け止めなければならないのかと考える若い方もいるとは思いますが、ドイツ人だって謝罪と反省から無縁になっているわけではないと思います。負の世界遺産であるポーランドの悪名高きユダヤ人強制収容所「アウシュビッツ」には、日常的にヨーロッパ各地から学生や若者達が見学に来ていました。保全のためにフェンス代は今でもドイツが出し続けていると聞きました。


アウシュビッツ強制収容所(2)



証拠隠滅のために爆破されたガス室の残骸は当時のまま残されていますし、爆破が間に合わなかった殺戮の証拠はものすごくたくさんありました。水はけの悪い地面は当時のまま なのではないかと思い、自分の靴底からの感じるジメーッとした感触と空気観は今でも忘れることができません。

「歴史から学ぶ」と簡単に言いますが、それはそれは大変な長い年月を積み重ねる根気のいる作業だと思います。政治家や学者の混乱の極みをみれば、時の勢いに流されず、ぶれない自分自身の軸を鍛える必要があると思います。「人として普通に生活していくこと」が難しくなり勇気が必要になって来るかも知れません。

いやー・・・・・・それにしても、新聞のほんの小さな囲みに目がいってしまう性分にも困ったもんです(笑)。田村とかいう厚生大臣が、

「みなさん!運用益がガバガバ出ているから、年金は100年大丈夫でーす!」

と満面の笑みで言っているではありませんか!そしたら似たようなことを財務大臣の麻生さんが「運用益がガバガバ出ているから」と言って笑っている。ホント!危ない・危ない!「世界に勝って家庭がうるおう」と、これまた誰からもらったキャッチフレーズなんだろう?安倍さんがマジに言ってしまっているし・・・・・。困ったもんです!

今週末はかなりの釣り人で混みあいそうです。店番しながら、小さな囲み記事に憤慨しつつも、まじめに働きます(笑)