2013.3.29 金曜日 島流しされた悪代官の末裔
水温17・7度になりました。
早速、フグに悩まされたとの釣り人の報告がありました。春眠暁を覚えずで、うっかりすると2度寝してしまいそうになる今日この頃です(笑)。
昔の流人の記録を見ると、3・4月と9・10月が「罪人」を島送りにする期間なのだそうです。この期間が最も海が安定していたからなのでしょう。島送りの出航の日まで小伝馬町の牢屋に入り、浦賀から流人船で送られたそうです。
大島は江戸に近く、監視が厳しかったようで他島に比べて流人の数は少なかった(「死失」せる者多く)と。やはり飢餓との闘いだったようです。「春は明日葉・つわぶきを摘み、夏・秋は延縄と地引網を手伝い、小さな魚を乞いて海水で煮て食べて飢えにかつ」という事ができた流人は数少なかったようです。
島抜けも難しかったようです。スティーブ・マックイーンの映画「パピヨン」の映像が何故か頭に浮かびますが、島の記録によると島抜けに失敗した「罪人」がす巻きでくくられたまま、あの釣り場でもある赤ッ禿げから海に投げ捨てられたと書いてありました。
パピヨンの断崖絶壁と赤ッ禿げの断崖とダブりませんか?遠い昔に思いを馳せながら釣りをするのもいいかもです(それともゾットしちゃいますか?)。
私なんかは、ちょっと親と社会に反抗すると父親が「お前には越後の米騒動の首謀者の血が流れてるんだ」とか言われてしまって、子どもの頃は真に受けちゃってましたあ(笑)確かに、お墓が元町にあるんですよね(笑) 流人を引き合いに出して子どもを叱るのもなんだと思いますが(笑) そういう事はよくありました。
悪さをすると「島流しされた悪代官の末裔だ」と言って怒られると「じゃあ、あんたも悪代官の末裔じゃん!」と言い返してましたけど(笑)。まあ、いろいろありました。
今週末は、先週に大釣りをした常連さん達が又来るそうです。はたして同じ思いをすることができるか?超楽しみです!(笑)乞うご期待のほど。