2013.3.2 土曜日 釣り人の人間模様
春一番も過ぎ、三寒四温の日々ですね。水温も16・9度、16・8度と微妙に変化していますが、気分も雰囲気も春めいて来ています(^^)
一昨日の元町桟橋の昼下がりには、結構な釣り人が出ていました。東京からの若者グループもいますが、地元の年金暮らしの面々も先端でいつも通りにやってました(笑)地元の面々を見ていると、馬が合う合わないがあるんでしょうね。
いつもは桟橋の根元近くにいる方が、今日は先端で頑張っているなーと・・・・ああ、今日はあの方がいないからかあ・・・・・なんて、人間模様が垣間見えちゃいます(笑)よけいなお世話ですけど。
島のたいがいの方は、車のナンバーで誰が釣りをしているかがわっかっちゃうんですよね。恐るべしです(笑)以前、うちの磯専用車で野田浜に入ったグループが、竿ケースごと積み忘れて出航地に向かってしまった事がありました。
道端にあった物を「丸市のお客さんのだよ」と言って、店に届けてくれた事がありました。ナンバーでわかるからとの事でした。お客さんは取りに戻られましたが「店の固定客でいるっていうのは重要だな。こういう時は」なんて言って、忘れたお仲間をからかっていましたが・・・・そういうことです(笑)
逆に、ごみのポイ捨てとかの悪さをしたときには困ります。「あれは丸市の客だ」となりますから。でも、長年通って来てくれているお客さんとのあうんの関係形成があればこそです。
皆さん、遊びとリラックスを求めて来ている訳ですから、おおらかに、のんびりと釣りとお仲間とのやりとりを楽しんでいるようです。(私の毒舌にも慣れてる?)
学生は春休みに、そして転勤・移動の時期です。毎年、港では紙テープを使った転勤者のお見送り光景が見られます。最近は、ジェット船利用が多くなっていて、甲板がないのでこの光景も少なくなって来ていますが、島ならではのグットくる情景です。
「三日遅れの便りを乗せて~船はゆくゆく~」の都はるみの歌からウン十年。いまや、ネット社会での島ぐらしも便利になったものです。そうした中での紙テープ見送りは、人間の情を結ぶものとして残っていって欲しいものです。
新しく島民になった方は、しばらくすると店に顔をだされます。島での余暇をどうすごすのか?とか、せっかく海に囲まれているのだから自分で釣って魚を食べなくては・・・・とか言って、かなり最初は意気込んで来る方が多いです。
私の統計?ですが、学校の先生と銀行マンは続きませんねえ(失礼!)仕事が忙しいんでしょうねえ。もちろん淘汰されて(笑)最後まで釣りにはまってしまい、島にゆくゆくは家を買いたいとなる方もいますが。
それと、団塊世代でリタイヤ後の趣味を「持たなくては」と意気込んで、いいかげんな釣り道具一式を東京で買わされて?にわか釣り人になって来る方がいます。
まあ、この方達も人の言う事を聞きませんね。「何が釣れる?」「仕掛けは?」と一応聞いてはくるんですが、説明しても結局は我を通してご自分の「主張どうり」の物を買い足して行きます(笑)
果たして、釣れたかどうかはわかりません。その後に店に来た時はおとなしくなってますから(笑)
昨年に転勤で来た若い高校の先生に私が
「賭けましょうか?学校の先生は最初だけで、忙しくなって釣りをやめるから。賭けてもいいですよ」
と言ったんですが、その先生は回数は少ないですが
「まだ釣りをやってますよ!」
という顔をして店に入って来ます(笑) 私の毒舌がバネになっている訳ではないでしょうが、いい傾向です!!