2013.12.2 【仮店舗開設へ!】寄り添う心は燎原の火のごとく
町を一回りして来ると、最近は様々なことがわかってきます。
台風26号の罹災者の皆さんの声は
「交渉事に疲れてしまった」
「もう何を言っても無理」
「役場の職員に物申すと、町長に言ってくれと言われてしまう。それだったら、役場の職員はいらないじゃん」
「お上からの報復を恐れる」
「何で、あんなにワーワーと罹災者は騒いでいるんだろうって聞こえてきた」
「もうかたづいてるのに、いつまでボランティアは入っているの?」
「貧乏人は災害があろうがなかろうが、どこまでいっても貧乏人だといわれた」
「一部損壊では、箸にも棒にも掛からなかった。一部損壊の義援金配分は25000円。倉庫や店舗は保障なし」
等々、辛辣な意見というよりは、落胆と理不尽さへの無力感が漂っている感じがしました。
かの東京都でありながら、目と鼻の先でありながらも、災害本部撤退の速さに、ネットでも書かれるくらいの驚きでした。
島の経済の規模の小ささや「都の助成金で成り立っている島」=税収入のない?島とか町の職員さんにさえ言われるくらいですから、罹災者の声が届くのには、それなりのアクションと根気・知識・勇気が求められるんでしょう。
10月16日からまだ2か月も経っていないにもかかわらず、「もう風化?」と感じてしまっている方もおります。
一方で、災害の雰囲気を一掃したいという事をおっしゃっている役職付きの方もおられますが、よもやそれは罹災者を切り捨てたり棄民することではないですよね。
「風評被害を恐れる。どこかで区切らなければ」
と言っている観光関係の方もいますが、復旧から復興へのビジョンも出されていない中で、雲散霧消化の露払い役をしてはならないと思います。
猪瀬都知事があんな事になり、都政も一斉に知事追及の場になってしまい、目と鼻の先の大島が激甚災害に苦悶している中、当該議員さんには島の復興のために、奮闘してもらいたいです。
都内で義援金集めの街宣をしてくれている学生さん達もおります。
ボランティアに参加後に職場
と趣味の仲間から、義援金を集めて寄せてくれた方もおりました。
来年のマラソンにも参加を決めているボランティアさんもおります。
大島にゆかりのランナー達や島で合宿した箱根のランナー達にも、一工夫も二工夫もして、大島支援の輪を広げてほしいものです。
そのための努力も必要だと思います。
なんだか、役場に行くと「モンスター罹災者が来た!」的な対応をされることがあるのですが、まあそれはこちらも歳を取って来たから飲み込むことにしても、寄り添うという心を持って復興作業をして欲しいものです。
罹災者以外で、商売をされている方も
「1日に1人か2人しかお客さんが来ない」
「店を開けている意味がない」
と嘆いている現状があります。
有給をとって手伝いに来てくれた友人は「気持ちよく大島に送ってくれた職場の人にお土産を買って行く」と言って、港の売店で購入していきました。
人のつながりは寄り添う気持ちがあればこそ、想像を超えて燎原の火のごとく伝わっていくものだと思います。
『日本人は、普通の人が偉い』と朝日の書評の欄に書かれていましたが、私もつくづくそう思います。
今回の災害で、福島の釣り人さん達からのご支援を沢山いただきました。3・11の時に、うちらは大したことはできませんでしたが、その何十倍ものご支援をうけました。情を感じて嬉しかったです。
思いやりのある物資が選択されていました。ビニールシート・長靴・カッパ・ロープ・軍手・ビニール手袋・トイレットペ-パー・お漬物・ラーメン等々の大量の物資でした。
寄り添い、相手の気持ちを考えて選ばれた物だという事を全身で受け止めました。
しかも、うちから他者へ配られるという事を前提に送ってくださっていることがよくわかりました。チーム・ゼロの釣り人の会もそうです。若い罹災者に配って欲しいという物が選別されていました。その配慮が嬉しかったです。
今後は、きっと、大島に釣行することが支援につながるという事で、来てくれると思います。
昨晩、うちに電話がありました。
「今まで一度もお宅に買いに行ったことはない者なんですが、ネットで見て電話してるんですが、今、大島に釣りに行って、後ろ指を刺されることはない状況なんでしょうか?」
と。
「来てもらってOKですよ~。そのほうが嬉しいです。」
と答えました(笑)
うちに1度も来た事がない釣人も、一瞬にして嬉しそうな感じで「行きます!」と言ってましたあ(笑)
辛口で「敵を作るな」と言われている私の「つぶやき」も島の役には立っているのかも。
10月16日はアクセスが1000件を超えたらしいです。いいね!も結構あったらしいです。
今後も、頑張って辛口のつぶやきを、たわし?否、鋼のような心臓でアップしていきます(笑)