2013.11.6 【台風26号被害】失うべきものが何もない人間の潔さと覚悟
フォバークラフトのうなるような音が聞こえて来ました。うちも、宮城県の災害支援プロジェクトの方々が、「災害ごみ」の搬出に取りかかってくれています。
トラックも地元の方に頼んで使用させてもらいました。ずっと、町役場が依頼した業者さんを待っていたのですが、待ち切れませんでした。今日中に仮設店舗にする場所の洗浄をやってくれるそうです。
今朝も、町役場に「災害ごみ」をどこに捨てればいいか?問い合わせしたら「泥のついた物ですか?」と確認されちゃいました。
この際の不法投棄を疑っているらしいですが
「うちは、全部、泥に浸かりました。家具も布団も泥だらけです」
と言いました。
店の名前を名乗って電話しているのに、罹災状況を掌握してないからなんでしょう。なかなか折れないハガネのような私でも、いい加減、根負けしそうです(笑)
そんな中、右腕1本で奥さんを引き上げて助けた彼が見えて
「うちも全壊ですけど、丸市さん頑張りましょう」
と声掛けをしてくれました。清々しいですよね。
もう失うべきものが何もないという人間の
潔さと覚悟を受け取りました。おもわず、彼を讃えてしまいました(笑)
災害支援プロジェクトの方々やボランティアの方々の献身的作業には、本当にありがたく、人間の底力を感じます。一段落ついたら、ゆっくりと堤防釣りでもして、楽しんでもらいたいです。
横浜などの釣りをやっている若者も多くボランティアに入っているそうです。ダイビングで島に馴染みの方々も来ているそうです。みんな、体力・気力・根気が本当にすごいですね。
リスペクトします。感謝です。
朝から、弘法浜( こうぼう浜) で、自衛隊が撤収作業をしてます。 |