2013.11.4 【台風26号被害】今宵は泉津港で釣れた大型ムツのサシミで一杯です
50センチはあろうかという、カンパチ級のムツを釣ったと、地元の青年(私の同級生の息子さんなんですよね~)お刺身にして持って来てくれました。
脂がのっていて、私も初めてのムツの食感でした。かなりの美味しさでした。
朝は、各堤防でカンパツ・ヒラマサ狙いの釣り人がいます。店の前に立っていると、いつもの連休に島外から来る釣り人の顔見知りの方々が、釣具を乗せて通るのが見えます。あー、来てるんだなあと思いました。
明日から、仮設店舗建設にベクトルを向けて動きます。トイレ問題が解決したので、7日からガンガン商売再建に向かいます。ブログを見ていない地元のお客さんから「店やるの?」と遠慮がちに聞かれます。
仮設からやるよ。12月以内が目標と言うと「頑張って」「頑張ろうよ」と声を掛けられることが多くなりました。
餌と車と小物類と準備と交渉に入ります。なんせ、土砂出しやら廃車やらに半月かかるほどに、被害と建物が大きすぎたんで時間を使いました。
地元業者も公共的仕事が多くなっているので、個人店舗の再建のため
に動いてもらうのが大変です。ゴリゴリと交渉し、結局のところ、お役所的な感覚はもともとないお人達なんで「わかりました。引き受けます」と困っている被災者のために「男気」を出してくれているようです。感謝です。こちらも「男前」の気っぷで頼んでいるらしいです(笑)
今日は、自販機から現金を引き出しました。なんでこんな所に土砂がみごとに入るの?と感動的にビッシリ土砂が入っています。それでも1ケ月分の食費が確保できたから良しとしましょうとポジティブに思考しちゃいます(いいかげん笑っちゃいますけどね)
明日は、教員住宅に避難した方々が、食器がないと言うことで、うちに取りに来てもらうことになりました。寝具・電化製品が運び込まれたのはニュースで見ましたが、食器はないそうです。
なんだかねーと思いますが、自力でこじ開けることができない高齢者は無理ですよね。生活者・被災者の立場に立てば、何が必要なのかわかろうかとは思いますが。
年寄りだということを考えてやらねば、かわいそうですよね。車もないかも知れないし、罹災証明が出なければ、現金もないかも知れませんからね。
次の年金は12月ですもんねえ。東電だって、10月16日直後の朝日新聞に、被災した住宅の電気料金はストップし、その他は1ケ月の支払い猶予と発表していたから、うちは店が電気ストップしているけどチェックに来たの?と問い合わせしたら、16日から代金をもらわないのか、いつからにするのか、これから会議で決めると言われた日にゃあ、笑っちゃいましたよ。
だったら新聞で格好つけて発表するなよ!と思っちゃいますよ。なんだかねー。毎日、泥だらけになって作業をしているボランティアさん達の神々しい姿を眺めているだけで、癒やされますよ~。