■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2013.1.27 日曜日  釣り・漁をしない日「日忌様」
-----泉津に残る伝承と風習----

やっと、風がなぎ早朝の大型船で来た釣り人や地元の釣り人達も、さっそく磯に入ったようです。

仕事の都合で、船中1泊で来て半日の釣りを楽しんで、午後の大型船で帰るパターンを長年繰り返しているグループもいます。そして、出航時間まで「スナックまるいち」でくさやとお新香とビールで、わいわいと本日の釣果のほどを「討論」して帰路に着きます(笑)  なんとも効率の良い休日です(笑)

私が「どこで1週間の仕事の疲れをとるの?」と聞くと「東海の船の中」と応えます(だいぶ体力の衰えが来ているようですが・・・・まだまだ!とのこと)。

  昨日の元町桟橋の根元まで洗う大波は壮観でした! これでは釣り好きも、家で仕掛け作りに精を出すほかありません。
シケの時には、この種の買い物に見える方が多いです(笑) 明日の釣行を夢想しつつ準備をするんでしょうね。

 今も、泉津地区にだけ残っている伝承と風習ですが、毎年1月24日の未明から25日にかけて、漁や釣りに出てはいけないという「日忌様」という行事があります。
「今日は、俺らは釣りに行けないんだ」と言って店に仕掛けを買いに来る泉津地区の人がいます。

 昔、泉津地区に悪代官がいて村民を苦しめたので、若者25人が24日の夜討ちでうち殺し、その夜のうちに丸木船を造って逃げたが、他島が後難を恐れて受け入れず、25名残らず溺死したという口碑が残っています。その霊を恐れ、崇めながら村民が謹慎するという行事が「日忌様」というのだそうです。
史実を秘めているようでもありますが、供養塔に残る年号と照合すると、事実かどうかは疑問とのこと。

とまれ、この日は「海難防止」とか、村内で同一行動をとって結束を強めるとか、自然に対する敬意を表して謹慎するとかの思いで続いているのではないかと思います。

 今日から大島は「椿祭り」です。さっきから、はっぴを着た人がお手軽セット竿を買いに来るので、なんだろうと思っていました(笑)

はっぴを着て神輿をかつぐのはお母さんで、その間に子供達に釣りをさせるんでしょうか? 大丈夫かなあ・・・・・・・。