2013.1.19 土曜日 アジは通年?
磯のメジナは好調のようですが、この寒い中、元町桟橋では、利島寄りに日中でも7~8台の車が並び、メジナ狙いの釣り人が入っています。
昨日、店に杖をついて介助者の方と針を買いに来てくれた方がいました。「これと同じ針をください」と10cm位のハリスがついた小さな金針でした。商品名もわからず、号数もわからずに探さなくてはならず「こりゃ大変!」と老眼鏡を取り出す間もなく、おじいさんをさておいて、ついつい裸眼で探し始めました。
伊勢尼(金)4号と似ているのですが、軸がこれでは持ってきた針より短い。小アジ(金)では明らかに軸の形状が違う。
オーナーのビシバリ7号が似ていると思い勧めたのですが、お客さんに裸眼で見えるはずもないのですが、「それでいい」と言うのでレジを打ち始めたのですが、自分で「あっ!ビシには返しが付いてるからやっぱり違いますね」と再度、探し始めたんですが、おじいさんの方があきらめて、「ビシ7号で良い」となりました。
はたして、性格がキツイ私が、お客さんが杖をついていなかったら、歳をとっていない方だったら1本の針から探しただろうかと? ボールペンの「これと同じのを下さい」とは違うんだよねくらいつぶやいていたかもと、自分で自分を検証してしまいましたあ(笑)
しかし、この寒い中、何を釣るんだろう? メジナには小さすぎるしアジはいないのに・・・・・と考えていたら、岡田桟橋でアジが爆弾低気圧後に、急に出始めたとのこと。
きっと、このおじいさんはアジバケを作るんだと納得しました。
先日、2人の若者が、仕掛けを買いにきました。2人でレンタサイクル1台でしたので、この1台は桟橋からトイレやお弁当を買いに行くのに使用するんだなと「なかなか節約してるじゃん!」と感心していました。堤防の先端から徒歩だと結構かかりますもんね(笑)
アジバケを買おうとしていたのですが
「ところで、今、アジは釣れるのかなあ」
「聞いてみようか?」
(チラと私と目があいましたが)笑、
「きっと通年だよ」
と2人で話し合い、バケとコマセを買って行きました。
目が合った時に私が応えてもよかったのですが、何故か成人の日を前にして心の中で「君達!聞く勇気をもちなさい!」と叫ぶ声が聞こえてしまったのです(笑)
地球温暖化で、動植物の生態が変化しているとはいえ旬というものがあると思っていたのですが、スマホに何でも答えがあるから聞く必要もないのかとも思っていました・・・・・・・
ずーっと、ひっかっかってもいました。
魚辞典では、若者達が話していたように、「通年」だった。私は大島でアジが釣れて食べるのが夏~秋なので水温が下がると釣れなくなると思い込んでいました。
辞書とスマホの世界は同様だと思うので若者達の方が正しかった。産卵期が日本各地で差があると言う事だから、旬は異なるんだとも。
大島でのゴールデンウイーク釣りはアジからみたいな思い込みもありました。
しかしここのところの岡田桟橋でのアジフィーバーはなんと雪もちらつく1月。長崎・五島列島は1~2月が産卵期みたいだし。「アジは通年」と思って、大島に堤防釣りに来る人がいても不思議ではないんだなとスッキリしました(笑)
ところで、前から気が付いていたんですが、10数年前までは、元町桟橋でムロアジ・メアジがおもしろいように釣れていたのですが、メアジは出なくなりました。大島でのメアジ(マルアジ)はマアジより味が落ちるのでメアジがかかると「なーんだメアジかあ!」と言っていましたが、これも、地域によってはマアジよりも高値で取引されるとか。
いつだったか「サスケで有名な漁師が1本釣りで釣った大鯵」を島のスーパーで800円位で刺身用に買ったことがあります。「サスケで有名な」「1本釣り」にほだされて買ってしまったんですが・・・・味は可でもなく不でもなく(ミーハー?)たかが鯵・・・されど鯵ということですか。
うちの水道の所で「この魚は何?」と若者の会話があったくらいですから食育が叫ばれるのもわかります(笑)
10数年前に、若者達の間にルアーバブルがあり、はじけましたがここのところ釣行に来る若者は明らかに増えたと思います。ブラックバスの問題もありますが、ソルトルアーをする若者が増えたと思います。
鯵釣りルアーが流行っているとも聞きましたが・・・・・・コマセ釣りをしている側でこれをやるとマナー違反ですからね。青物狙いのルアーマンが多いのですが、今のヒラメ・ヒラスズキにも挑戦して欲しいです。