■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2012.11.11 日曜日 窮すれば通ず



夜まで雨はなさそうです。午後の帰船までは皆さん、釣りに集中できそうです。
日曜日の朝は、早朝から皆さんが釣りに出ているので店も静かです。

昨日読んだ、蓮池薫著「拉致と決断」の中に釣りに関するエピソードの部分が2箇所ありました。

食料不足の飢餓状態のなかで、北朝鮮の人達が川や湖で小魚を釣るんですが、その仕掛けたるや、バケの付いた糸の先にゴムがむすんであり、石に結わえて沈めてあるんだそうです。
小魚が掛かると手元に引き寄せて外し、外し終わるとゴムだから、またスルスルと元の位置に戻るという効率の良さです(笑) 石を沈める係りの若者には、代金を払うのだそうです。わさわさと混雑していても、お祭りはないということです(笑)

もう一箇所は、蓮池さんが招待所での生活で、時間をもてあまして夜釣りに抜け出すんです。1・5mの棒とリールの代わりは糸巻き、コマセカゴはキャップだそうです。付け餌はとうもろこし・ごま・大豆・土を丸めた物です!暗闇でも中りがわかるように鈴をつけて。(鈴はブダイ釣りの時に私の父親も付けてました)この静けさの中での釣りが幻想的で、一瞬ながら拉致を忘れさせてくれたとか・・・・・。


あまり釣果はなかったみたいですが、手作りゴルフ・手作りマージャンで遊びを作り出したとも書いてありました。

かつて私がキューバに旅した時に撮って来た一枚の写真があります。今でもその写真に思い入れがあって部屋に飾ってあります。

ハバナの街をウロウロしていた時、この自転車(写真)が置いてありました。エンジンを付けて、後部座席は厚手の皮で被い、運転者の座席の前には、荷物入れが頑丈につけてありました。(笑)

キューバはアメリカの経済制裁を受けていて物資に窮乏していましたから、車も建物も1930年代・1950年代のアメリカの残したものを使っていました。ホテルはデュポンやエッソ等のアメリカ資本の別荘をそのまま接収して使っていました(笑)それがなかなかの情緒をかもし出していて、私はおおいに気に入りました(笑)

そして何よりも、キューバの人々の心意気と、ユーモアとペーソスが感じられて、すこぶる心地よかったです。電動自転車にキューバ革命と人々の意思と心意気を感じましたあ(笑)貧すれ鈍すではなく、窮すれば通ずという事を、蓮池さんの著書とあいまって、キューバの電動自転車を思い出しました。リスペクトします!


昨日の岡田桟橋では、昼に鯵が爆釣したそうです。その一瞬で40~50匹を東京からのお客さんはあげたそうです。それでも、島のお年寄りの手返しの早さにはかなわないと言ってました。
常宿のおやじさんに、早速、ひものに仕上げてもらったそうです。こたえられないですよね(笑)