2012.10.27 土曜日 タカベとハイボールで一杯!
秋晴れ。北の風で少し寒く感じるようになって来ました。
混雑の堤防を避けて、磯では、ルアーの「タメンタイ」を使って、ヒラマサがあがっています。まだまだ、スマカツオもヒットしています。
この時期は、基本は「エサ釣り」の面々も、傍らにルアー竿を置いて、ナブラが見えたらさっと持ち換えて、ルアーマンに変身するようです(笑)
■日本シリーズと魚の旬
今日から日本シリーズ。野球に興味があるわけではありませんが、昨日、刺網漁で獲ったタカベをいただきました。
釣ったタカベではなく、「刺網のタカベだから、コマセを喰っていないから、はらわたを出さないで食べな。卵が入ってるからうまいよ」と。
持参してくれた宿のご主人いわく。
「日本シリーズまでなんだよ。タカベが子を持っているのは。脂ののりも日本シリーズまでだよ。日本シリーズが終わってしまったら、子が出てしまって味が落ちるんだよ。」
・・・・・・ふーん・・・・・へー・・・・うそー・・・・本当?・・・・
いたく感動しちゃいましたよ、この話。
なるほど、そうやって魚の旬をのがさずに食すということかと。確かに、脂ののったタカベは美味しいし、神津島ブランドは、高級魚で進物に使われるくらいだし。大島も6月のつゆイサキは東京都のブランドになっています。この時期の子持ちイサキは、脂ののりも良く、塩焼きがとても美味しいです。この時期を過ぎると(出産を終えてしまうと)脂が抜け、うちの母親も「もう塩焼きから煮つけだな」となります(笑) 食べ方(調理法)を変えていくわけです。
メジナも冬は美味しいですが、年を越して春の足音が聞こえてくると、のりを食べ始めるので、磯臭さが増してきますよね。まさしく、旬を逃さずいただく。ぜいたくな人間の営みですよね。
日本シリーズもワールドカップもフィッシングも旅も、平和産業ですよね。平和があっての人の営みですよね。どこかの国との関係がこじれると、とたんに中止・延期・辞退とかになっちゃうんだから。
今夜も、タカベとハイボールで一杯いきますか!!