釣り場紹介⑪ 間伏(まぶし)・横根
メジナ狙いの釣り場として人気
メジナ・クチブト・オナガ 型と数の両方で満足な釣果が期待できる
横根へは、大島一周道路沿いにある間伏のバス停脇の道を海側に曲がって入っていき、突き当りを左折(南へ)し、つぎに砂利の駐車場?が見えてきたら、そこを右折(海側)すると、到着することができる。
間伏のバス停は、砂の浜(さのはま)と通信所=赤岩への入り口の中間にある。
塩の工場の建物があるので、場所はとてもわかりやすいが、千波にも塩の工場ができたので間違わないように。
塩の工場の建物が大きくは二つ建っていて、南側の建物の奥が駐車場となっている。
そして、駐車場の前方に広がっているのが横根である。
北側の建物のさらに北側の砂の浜側に広がっているのが“シッコハシ”と呼ばれる磯である。こちらは、ジャミシマの数釣りで有名な釣り場だ。
駐車場から見るとわかるが、横根も以前紹介した松崎のように、釣り座に出るまでに“衝立”のような岩が三重ぐらい立ちはだかっているので、くれぐれも事故がないように、注意して磯を行き帰りして欲しい。
横根は、水深は浅いが沈み根が多くあるため、よほどの凪でないかぎり、そこそこのサラシが広がっているので、メジナ狙いの釣り場として人気があり、釣果も期待できる。
足元は干満によっては二ヒロでも根掛かりする場合があるが、それに注意しながら沈み根周りを探ると、良型のメジナが喰ってくる。
また、前方にある“帆立根”周りにも良型のメジナが潜んでいるので、コマセワークを駆使して寄せて浮かせて喰わせるのもフカセ釣りの醍醐味ではないだろうか。
ただし、足場が高いので釣りの最中はもちろん、取り込みにも充分注意して欲しい。
横根はその名の通り横に広がっている磯である。そのため、帆立根を前にする釣り座を真ん中として、その左右でも釣りができる。
釣り座も低いので、むしろ真ん中よりも釣りがしやすいかもしれない。
しかし、ヨタ波が起こりやすく、足元を洗っていく場合もあるので、潮時表を確認の上充分注意して釣りに臨んで欲しい。
私はここでは釣り上げたことはないが、ブダイも良型が数釣れるようだ。
梅雨の時期には旬のイサキが数釣れる釣り場であり、狙い方としてはカゴ釣りで狙う人が多いようだ。
また、ジャミシマをここで私は釣ったことがあるが、ジャミシマ狙いなら隣のシッコハシの方が無難かもしれない。
もちろん、メジナも良型が狙える。寒の時期にはクチブトが、春から梅雨明けぐらいまではオナガが、型と数の両方で満足する釣果が期待できる。
マダイなども実績があるので、時期を絞って狙ってみるのも一興だ。
間伏(まぶし)・横根に至る道と釣り場風景