■POLICY
当店は、
Let's enjoy our lifestyle on OHSHIMA!
をモットーとし、大島での磯釣りを楽しむお客様のお手伝いを通して、お客様に快適なFishing Lifeを堪能していただくことを願い、日々営業をしている釣具店です。
お客様の快適なFishing Lifeのため、当店が少しでもお役に立てたなら幸いに存じます。
店主 拝

2013.5.25 土曜日 工夫と研究・経験が作り出した島カゴ

水温は19・7度です。昨晩の月はきれいな満月でした(^^)

夜、岡田港に配車に行った際に、釣果のほどを確認しましたが、20cm位のアジが腰をおろす暇がない感じで釣れていました。「20匹を目標に」と当店をご愛顧していただいている常連さんが頑張っていましたが、今朝、店にみえたら「35匹で、コマセがなくなってしまった」とのこと。

「女房の親友に送る」と氷とハッポーを購入して行きました。うちの母親なんかは先日、スーパーでアジを「刺身にして」と言って買ってましたが(笑)。

「この間の生マグロは美味かった」

「カツオの刺身は量が多くて食べきれなかったから、今日はアジにする」

「今日は煮魚にする」

とお買い物。うちの人がリリースして来るので(?)なかなか魚にありつけなくて・・・・・・・・・。地元の青年は

「そろそろメジナにも飽きたから、青物を食べたい。さびは死ぬほど好き」

とか言って、食べる事を楽しみながら釣りをしているようです。

先日も40オーバーのメジナをあげて、

「どうやってこれを食べようかなあ」

と完璧に頭の中は食卓の準備をしていたらしい。ところが夢想していて油断していたらしく、バケツからメジナがバッシャンと海の中へ。

「あいつ命拾いしたよなあ。食べることばかり考えていて油断した」

と(笑)

野増桟橋が、豆アジとシマアジでにぎわっていますが、

「シマアジの40cmを釣ったので、友達に氷漬けにして送ろうと考えながら着替えしていたら、猫に食べられちゃって!」

と昨日、店に見えた常連さんも。

「もう1度、チャレンジする!」

と。なんともお二方とも微笑ましい限りです。なんとなくホンワカ~とした方々です(^^)

かと思えば・・・・・・昨日・・・・店にみえたお客さんが

「釣れない!大島は水が悪いからダメなんだよね」

と、私に同意を求める、意味がわからん方もおりましたッ!!私の性格上

「ご自分が釣れないことを、一般論にしては困ります!!」(ムムッ!)

と言い返してしまいましたが・・・・お客さんの方が固まってしまってました。

これには前哨戦があって、

「釣れないから、エサなんか買ってもダメだよ。島カゴを買おうっと」

と言って、レジに既製品のテグスかごを持ってきたので、

「お客さん、これは島かごじゃあありませんよ」

と私が答えたら

「島で買ったから、自分は島カゴって言ってるんだあ。島カゴは高いからね」

だって!意味がわかりませ~ん!

私もけっこう偏屈人間ですけど、釣り人の風上にもおけん奴!と心の中で思っちゃいました(笑)

島カゴは昔、東京の量販店でも、島民が手造りした物を売っていたようですが、材料がテグスとアロンアルファだから高いと思うお客さんがいて出せなくなってしまったと、店長さんが言ってましたが。

工夫と研究・経験が作り出した型があるわけで、その年月と手間を考えたら妥当な価格帯だと私は思います。うちでも、亡き父親と弟が遺した型があって、それを元に、うちの人が造っているんですよね。島民にはそれぞれの型があって自慢の島カゴになっているんです。弟が先に亡くなって、父親が亡くなってから、島の方が手造りバケと島カゴをうちに納めたいと言って来たことがありましたが断りました。

2人がこだわって造ってきたバケと島カゴですから、そこには経験・研究・工夫・月日が入っているんですよね。網目の間隔しかり、大きさしかりです。シマアジやムロアジとのやりとりを重ねて、どういうコマセの出方が適切なのかとか。

バケは絶筆ならぬ絶品?絶バケにしました。今は廃盤になったようですが、弟が考えたウキを某メーカーがしばらく前まで販売していましたが、うちの父親が営業マンにそのウキを紹介したら商品にされていたという顛末話もありました(笑)

今日は多くの釣り人がシマアジ狙いでも来島していると思います。釣れるといいですね(^^)岡田桟橋では、小さなムツも釣れています。

から揚げにしたら美味しかったと言っていた釣り人もいました。アジ・タカベ・ムツ・アカイカと夜も楽しめます。イサキも旬です。

本日の釣果を祈念してます。